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映画「ゴジラ」の高い思想性 [メディア・出版・アート]

godzilla1954.jpg映画「ゴジラ」のデジタルリマスター版を観た. 1954年の作品.
http://www.nhk.or.jp/bs/past/#8473

こんなに思想性の高い作品とは知らなかった.(これに続く5行はネタバレのため末尾に移動)

このような高い科学者倫理が織り込まれたのは,おそらく映画発表の4年前の,学術会議による「戦争のための科学に従わない声明」*が出されるなど,科学者倫理についての社会的関心が高かったことが背景にあるのだろう.この映画の翌年1955年には核廃絶を呼びかける「ラッセル=アインシュタイン宣言」が出される.応援のクリック歓迎

現在,国立大学の軍事研究拒否がひょっとするとバッシングを受けかねないような,恐ろしい状況さえ想定される.アメリカと同じ轍**を踏まないよう,大学関係者の自覚が今ほど求められる時はない.

* http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2005-11-18
** アメリカの軍産学共同の実態は次の本に詳しい.
S.W.Leslie, The Cold War and American Science - The Military-Industrial-Academic Complex at MIT and Stanford
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(以下ネタバレにつきこれから見ようとする人は読まないで.)
大量破壊兵器にもなりうる「オキシジェン・デストロイヤー」をゴジラ退治に使うことを,初めは芹沢博士は拒否するが,ゴジラによる被害のあまりの甚大さに止むなく使用を承諾.しかしその後の軍事転用などの悪用を避けるため,事前に関連文書を焼却しただけでなく,「記憶」まで消滅させるため,芹沢博士自身もゴジラと運命を共にする.
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