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ロケット発射への「ミサイル防衛」発動は戦争への心理的地ならし [反核・平和]

1401577.gif2/12追記:田岡氏の議論が包括的で説得力があります.乗松さんのツイートにあった「ある軍事評論家」とは同氏のことではないか?1401577.gif3/4安保理決議の表現を末尾に追記
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北朝鮮(以下,DPRK)の長距離ロケット発射に対して,メディアは「ミサイル発射」と報道し,これに対して政府がPAC-3などミサイル防衛を発動する事態になりました.過剰反応にとどまらない危険な戦争準備活動(主に国民心理の調教)には大いに警告を発しなければなりません.いや,政府の「破壊措置命令」が本当にロケット本体に実施されたなら,戦争になっていたかも知れません.
朝日160206.gif 明日(11日)久留米市で戦争法廃止の集会が開かれますが(新聞記事も参照下さい),そのフライヤーの裏面が真っ白だったため,この問題で次のような文章を作り裏面に印刷,自宅の周辺30軒ほどに配りました(表はこれ).私が提唱するところの「マルチチュード・メディア」です.画像クリックでpdfに行きます.また,画像の次に追記があります.応援のクリック歓迎

dprkrocket16w540.jpg追記
たしかに衛星打ち上げロケットと弾道ミサイルとは,ほとんどの技術が共通しているので,ミサイル開発のための実験でもあり得ます.「だから事実上のミサイルだ」というのなら,日本の衛星打ち上げロケットもそう呼ばなければなりません.もちろんアメリカのロケットも同様です.でも決してそのような言い方はされません.

さらに,「迎撃」と称してイージス艦を展開したり,石垣島にPAC3を配備したりしましたが,本気でロケットを撃ち落としたらどういうことになるでしょうか.それはもはや戦争行為ではないでしょうか.また,PAC3はロケット本体には届かないので,落下物への対処と言う名目ですが,しかしこれまで,初段ロケットなどの落下物をわざわざ「迎撃」したりしたでしょうか.これらの配備・展開は,実行するつもりもない単なる見せ物と言わざるを得ませんし,政府も自衛隊もそれを分かった上でやっているのでしょう.税金の無駄遣いです.

無駄遣いだけならともかく,ことさら軍事緊張を煽るような行動であり,そうとう強力な軍国化の洗脳作用があります.

DPRKは核開発問題などわが国にとって脅威の存在という面はありますし,拉致問題も未解決です*.しかし,だからこそ,ことさら緊張を煽るのは慎むべきです.安倍政権がDPRKとどれだけ対話の努力をして来たのか,大いに疑問に感じます.

一般紙やテレビだけでなく,今回は「しんぶん赤旗」までもが「ミサイル」と言う言葉を使っています.これには相当な危機感を覚えます.2012年の同様の事態の時は,一般紙が「ミサイル」を使ったのに対し,赤旗は一貫して「ロケット発射」を使いました(→2012年の記事参照).一体どうしたのでしょうか.

10日の「しんぶん赤旗」には,読者の質問に答える形で「ロケットかミサイルか」を短く論じています(知りたい 聞きたい).それによると,「ミサイルと人工衛星打ち上げ用のロケットは共通の技術を使用しています.違いは,軍事利用か平和目的かです」とのことです.しかし,外形的基準でなく,いわば打ち上げを行う者の意図で区別するなどというのは普通の用語法ではありません.

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* 時間を少し遡れば,日本が朝鮮半島を植民地にしたことに対する謝罪は,対韓国に比べて対DPRKでは,国交がないこともあってほとんどなされていないのではないでしょうか.
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次の記事は有用だと思います.
ヤフーニュース:「北朝鮮ミサイル発射」という”大本営発表”,楊井人文 日本報道検証機構代表・弁護士
日経ビジネスオンライン:北朝鮮のロケット、今回の打ち上げの注目点 警戒は必要だが、ICBMに直結はしない,松浦 晋也
1401577.gif3/4追記:2日に採択された安保理決議の表現を見ると,“the DPRK’s launch of 7 February 2016, which used ballistic missile technology”とあります.つまり「弾道ミサイル技術を使った発射」.3日朝のNHK-BSのニュースが「“いわゆる”ミサイル発射」と,「“事実上の”ミサイル」から言い換えていたのは関係あるのかどうか・・・.
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宗純

本来なら『炭鉱のカナリア』として世間に対して警鐘を鳴らす役目の日本共産党機関紙『赤旗』ですが、残念ながら政府やマスコミと同じ主張しか行わないのですから、これでは日本の右傾化は止めれない。
今回例とした、ロケットとミサイルの違いは、その使用目的だとの赤旗記事ですが、困った話です。
人工衛星打ち上げロケットを弾道ミサイルと呼ぶことで、共産党が何かの利益があるなら、これは政治活動の範囲であり、ありうる話なのですが、話しは逆なのです。
大損害を出している。
北朝鮮の衛星打ち上げは7日朝であり、この日に行われた京都市長選は共産党は大敗している。
同じような例が過去にも起きているのですから、最も効果的な反共攻撃とは、実はソ連とか中国、北朝鮮の不祥事である事実を認識する必要があるでしょう。
今の赤旗の腐敗堕落というか、政治音痴は酷すぎる。
北朝鮮の衛星打ち上げの7日に、丸川環境相が、年間被ばく量1ミリシーベルトには何の科学的根拠が無いとの暴言ですが、他のマスコミが取り上げているのに、一切無視していたのですが、高市総務相とか島尻大臣とかの暴言失言が相次いでいた関係で、今日の12日になってひとまとめで、この『反放射能派』発言を取り上げている。
by 宗純 (2016-02-12 09:40) 

寂静の矢

コメント欄で京都市長選挙のことがでてきたので、ご参考までに、

京都市長選挙の出口調査によれば、2012年の京都市長選挙の時は、投票者の内、自民党支持者は21%で、共産党支持者は12%であったのに対して、今回の京都市長選挙では投票者の内、自民党支持者は39%で、共産党支持者は14%で、自民党を支持する有権者が、前回の京都市長選挙に比べて大幅に増えています。また、共産党を支持する人々も前回の京都市長選挙に比べて増えてはいるのですが、自民党支持者の増加数に比べれば共産党支持者の増加数はかなり少ないです。

また、2012年の京都市長選挙の時は投票者の内、「支持政党なし」は40%で、かつ、中村和雄氏と門川大作氏とでは、「支持政党なし」からの得票はほぼ同じで、今回の京都市長選挙では投票者の内、「支持政党なし」は22%で、かつ、本田久美子氏と門川大作氏とでは、「支持政党なし」からの得票は門川大作氏の方が上回っていますが、それ程大きく差がつけられているわけではありません。

ゆえに、なぜ、2012年の京都市長選挙で、共産推薦の中村和雄氏と非共産推薦の門川大作氏で結構いい勝負だったのが、今回の京都市長選挙では、共産推薦の本田久美子氏が、非共産推薦の門川大作氏にダブルスコアで敗れたのかというと、出口調査から分析すると、自民党を支持する人々が、前回の京都市長選挙に比べ、大幅に増えたからです。

客観的に言えば、共産推薦の本田久美子氏が、非共産推薦の門川大作氏に大差で敗れた最大の原因は、掲げていた政策云々や北朝鮮のロケットが云々というよりは、自民党、共産党それぞれの支持者の数の違いによるものです。
by 寂静の矢 (2016-02-12 23:05) 

宗純

寂静の矢氏へ、記事から大きく逸脱するコメントは感心しません。

共産党の支持率は12%から14%に2割近くの大きく増えているのですよ。しかも共産党の場合、積極的な支持なのです。
そして一般紙も指摘しているように自民党支持率の上昇とは、民主党などのだらしない保守系野党の失望感からくる、漠然とした消極的な支持にすぎない。
今回の2012年に限らず、必ず接戦であった京都市長選での思わぬ大敗ですが、自共の支持率云々では無理があるでしょう。

今日の赤旗の経済面には素晴らしい指摘があります。
1988年のアメリカのスーパー301で、日本政府が打ち上げる衛星では国際入札が義務として押し付けられたのですが、100億円以上のH2ロケットでは80億円以下のアメリカには勝てない。
商業衛星の打ち上げは日本のH2での打ち上げは無理なのですが、スーパー301条への対策(抜け道)として軍事用の衛星を三菱重工が請け負ってH2を打ち上げていた。
日本国の場合には、『事実上のミサイルでないロケットの打ち上げ』となります。
by 宗純 (2016-02-19 09:15) 

寂静の矢

エントリーの記事とは関係ない投稿を行ったことはお詫びします。

宗純氏のコメントで
「北朝鮮の衛星打ち上げは7日朝であり、この日に行われた京都市長選は共産党は大敗している」

と、あたかも北朝鮮の衛星打ち上げのせいで、共産推薦の候補が大敗したかのように述べられており、また、ネットでもデータに基づかない思い込みだけで、京都市長選挙の大敗の原因を語っておられる方々も多かったので、データに基づいた客観的な事実を述べました。選挙において、なぜ負けたのか出来るだけ正確な総括をすることが重要です。そうしないと次につながりませんので。

私のコメントに対する宗純氏からの反論があったので、簡単に返答させて頂きます。

>自共の支持率云々では無理があるでしょう。

今回(2016年)の京都市長選挙での投票者の内、積極的な支持だろうが消極的な支持だろうが、自民党支持者が共産党支持者に比べてかなり多かったのは事実で、出口調査を見る限り、自民党と共産党、京都市におけるそれぞれの支持者の数の違いが、共産推薦の候補が大差で敗れた最大の原因であることは明白です【もちろん、掲げていた政策云々や北朝鮮のロケット云々などそれ以外の要素は、大差で敗れたこととは全く関係ないという意味ではありませんよ】。

選挙に勝つ上で、候補者を推薦したり支持する政党の基礎票は非常に重要なファクターです。

by 寂静の矢 (2016-02-20 08:18) 

宗純

yamamoto さんへ、
得になるか損になるかとの政治判断が 正しく出来ないなら政治ブログを書く資格がないでしょう。

上記のコメントですが、共産党員だけ,ブログを読んでいないのですよ。
一般の市民が見て、どう思うか少しは考えてみるべきですよ。これでは反共宣伝(ひいきの引き倒し)そのもの。

どれほど言葉を選んで穏便に書いても、結果は同じになります。何故その程度のことがyamamotoさんともあろう人が気が付かないとは不思議である。
気が付かないふりで誤魔化すなど、実に不愉快です

今回ですが、全文削除する以外、対処の方法はないでしょう。


by 宗純 (2016-02-23 12:55) 

yamamoto

おっしゃる意味がよく分かりません.自由な議論が,そしてそれが可能であることこそが,何党であれその価値を高めこそすれ,貶めることにはならないと思います.
全文削除すべき,ないし訂正すべきは,10日の「しんぶん赤旗」の「ロケットかミサイルか」という文章だと思います.
by yamamoto (2016-02-23 22:49) 

宗純

yamamoto さんへ、

ネットはワールドワイドな世界であり、一般市民も大勢が見ているのですよ。
世間の普通の常識で判断してください。
by 寂静の矢 (2016-02-20 08:18) のように、
『エントリーの記事とは関係ない投稿を行ったことはお詫びします。』
と書いた後で、延々と『エントリーの記事とは関係ない投稿を行う。』など何かの冗談、ブラックジョークの類である。
どころ、『自由な議論』なのでしょうか、
この、笑えない不真面目な冗談ですが、
『共産党は少しも批判も許さないのだ』との、反共宣伝そのものですよ。
安倍晋三の『なんちゃって平和法案』(いわゆる戦争法案)に対して多くの国民が憲法違反だと心配していたのに、
何と、
共同通信世論調査では、今回の北朝鮮がロケット打ち上げの影響は凄まじい。
「安保関連法を廃止するな」47・0%、「廃止しろ」38・1% と180度賛否が逆転しているのですから怖ろしい。
これでは京都市長選で日本共産党が逆立ちしても勝てません。
ところが、この客観的事実をどうしても認めたくないと、『自民党の支持率が休場した』との繰り返し場違いなコメントをする『ひいきの引き倒し』コメントですが、これは共産党にとってダメージになります。
北朝鮮のミサイルで自民党支持率が急上昇している事実は私の説を補強するものであり、そもそも反論になっていない。

『全文削除すべき,ないし訂正すべきは,10日の「しんぶん赤旗」の「ロケットかミサイルか」という文章』との意見は正しいが、赤旗記事は赤旗の編集部の責任です。
そしてブログ記事はブログ管理者の責任です。話が違っている。
困ったことに今回の『ひいきの引き倒し』コメント群の対処ですが、私のコメントも含めて、すべて削除するのが一番良いでしょう。

by 宗純 (2016-02-25 09:45) 

yamamoto

宗純さん「・・・延々と『エントリーの記事とは関係ない投稿を行う。』など何かの冗談」
これは反論のためやむを得ないのではなかったかと思います.

コメント欄でのやりとりが,共産党への逆宣伝になっていると心配されているようですが,そんなことはないと思いますよ.

by yamamoto (2016-02-25 10:20) 

寂静の矢

>宗純さん

私に対しては京都市長選挙のことはエントリーの記事とは関係ないので述べるなといったようなことを仰る一方で、ご自分は北朝鮮の衛星打ち上げのせいで、共産推薦の候補が大敗したかのように(エントリーの記事とは関係ない)京都市長選挙に関して自論を述べられる。それこそまさにブラックジョークでしょう。また、宗純さんが誤解されているかもしれないので一応述べておくと、前の投稿で私が「エントリーの記事とは関係ない投稿を行ったことはお詫びします」と申し上げたのは、宗純さんに対してではなくブログ主さんに対してですよ。

・私のコメントに対する宗純氏からの京都市長選挙のことに関する反論がまたもやあったので、ブログ主さんに対しては非常に申し訳ないのですが、返答させて頂きます。

選挙の直前まで、支持政党なし、或は自民党以外の政党の支持者だった人々が、北朝鮮がロケットを打ち上げた当日に大量にいきなり、かつ一斉に自民党支持者になることは常識的に考えにくいですよ。

京都市における自民党支持者の数の推移に関するデータは分かりませんが、全国に関しては、2012年2月5日に行われた前回の京都市長選挙の時の自民党の支持率は、NHKの世論調査では16.9%であったのに対し、2012年12月26日に安倍政権が発足して、2013年以降、自民党は40%近い高支持率を維持し続け、2016年2月7日に行われた今回の京都市長選挙の時まで、自民党の支持率は40%近い高支持率を維持し続けています【安保法案を巡って国会が揉めている時でさえ、約35%くらいの高支持率を維持しています】。つまり、北朝鮮がロケットを打ち上げてからいきなり、自民党の支持者が大量に増えたわけではありません。

また、同じようなことを繰り返し申し上げますが、掲げていた政策云々や北朝鮮のロケット云々といったことは、共産推薦の候補が敗れたこととは全く関係ないといったことを私は述べているわけではありませんよ。共産推薦の候補が敗れた様々な原因の内、最も大きな原因は、出口調査を見る限り、自民党と共産党、京都市におけるそれぞれの支持者の数(基礎票)の違いだということを述べているのです。

2016年の京都市長選挙の出口調査によれば、投票者の内、共産党支持者は14%【その内、大多数は本田久美子氏に投票】で、自民党支持者は39%【その内、大多数は門川大作氏に投票】で、公明党支持者は7%【その内、大多数は門川大作氏に投票】なので、基礎票だけで、共産推薦の本田久美子氏と自公推薦の門川大作氏とでは「14% VS 46%」の大差がついているのですよ。しかも、門川大作氏は自公以外にも民主党からも推薦を受けています。北朝鮮のロケット云々以前に基礎票で大差がついて負けているでしょう。仮に京都市長選挙が行われた朝に、北朝鮮のロケット打ち上げが行われなかったとしても、共産推薦の候補は大敗していたと思いますよ。

政党が持つ基礎票は、例えば選挙の時に掲げていた政策云々、などにはあまり左右されない安定した票です。それゆえ、基礎票で敵対する候補者と大きな差がついている場合は、通常、選挙結果もその基礎票の分だけは敵対する候補者と大きな差がつきます。前の投稿で述べたことを繰り返しますが、選挙に勝つ上で、候補者を推薦したり支持する政党の基礎票は非常に重要なファクターです。だからこそ、選挙で「野党共闘」すべしといったことが叫ばれているのでしょう。




by 寂静の矢 (2016-02-25 22:06) 

yamamoto

コメントは短めにお願いします.
by yamamoto (2016-02-25 23:08) 

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