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DPRK(北朝鮮)の核実験への反応 [反核・平和]

DPRK(北朝鮮)の新しい核実験のニュースは,特に隣国として新しいレベルの脅威を感じざるを得ない.当然これに強く抗議する.応援のクリック歓迎

しかし同時に,野党も含めて,これへの反応はひどく公平さを欠くことも指摘しなければならない.この春,米韓合同軍事演習が過去最大規模で約2ヶ月間にもわたって行われている.これは戦争挑発以外の何ものだろうか.また,これまでもそうだったように,DPRKの核開発にさらにモチベーションを与えるものだろう.

webw160721-uk-thumb-720xauto.jpgまた,核兵器に関しては,イギリス下院は7月18日,核兵器システム「トライデント」の更新を決定した.この時の議会のやり取りでは,大量殺戮の覚悟があるかとあからさまに問われたメイ首相は,以下のようにはっきり「イエス」と答えた.(写真はニューズウイーク日本版7/21)

スコットランド民族党のケレヴァン議員の「あなたは,10万人もの罪のない男女,そして子どもを殺すことになる核攻撃の許可を与える覚悟が,個人的にも出来ているのですか?」という質問に,躊躇なく「イエス」と答えている.
https://hansard.parliament.uk/commons/2016-07-18/debates/16071818000001/UKSNuclearDeterrent
以下議事録からその部分を引用:
George Kerevan (East Lothian) (SNP)
I congratulate the Prime Minister on her new role, but let us cut to the chase: is she personally prepared to authorise a nuclear strike that could kill 100,000 innocent men, women and children?





The Prime Minister
Yes. The whole point of a deterrent is that our enemies need to know that we would be prepared to use it, unlike the suggestion that we could have a nuclear deterrent but not actually be willing to use it, which seemed to come from the Labour Front Bench.
DPRKの金正恩国務委員長の挑発的な言辞が報道されるが,大量殺戮の許可にあからさまに「イエス」と答えた「民主国家」の首相のこの言葉も並べて比較されるべきだろう.

イギリスのニュースはブレクジット(EU離脱)ばかりが報道され,このNPT違反の英議会の決定はほとんど注目されていない.ネット上では日経が一番詳しく,なんと赤旗はネット上には出してさえいない.
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM19H15_Z10C16A7EAF000/
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12468151.html?rm=150
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/07/eu-35.php
赤旗の国際ニュース一覧
http://www.jcp.or.jp/akahata/web_keyword/key089/?tptb=089

このイギリス議会の決定については,英・アクロニム・インスティテュートのレベッカ・ジョンソン氏が鋭い批判を展開している.
http://acronym.org.uk/publications/articles/
「英議会の議員たちはヒロシマを忘れたのか?」
https://www.opendemocracy.net/5050/rebecca-johnson/do-british-member-of-parliament-remember-hiroshima

文章の一端を紹介すると;
「(英議会は)21世紀の新しいチャレンジに応えるのではなく,80年代の政治的トラウマと神話とを追体験している.」
「MP Caroline Lucas をunilateral と非難するが,実際にはunilateral,bilateral, multilateral なプロセスが起こっている.」
さかんに使われる“independent deterrent” に対する批判,痛烈な皮肉.
ミサイル原潜がいずれ時代遅れになる理由に,海洋が「透明化」されることがあるとして,その手段の一つにニュートリノ検出があるという.これには少々驚いた.たしかに原潜の原子炉から大量のニュートリノが,原子炉停止時も大量に放出され,これは,仕掛けはかなり大掛かりになるが検出可能だ.
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宗純

アメリカ軍による核兵器の先制使用を止めたいオバマ大統領の問題に関連して、海外の有識者が、
アメリカが実際に核攻撃した後で、日本軍からの報復を防ぐ目的でソ連軍によって中国東北部にあった731部隊を排除したのだとの見解には、思わずエ!エー!となったのですが、
確かにヒロシマナガサキとソ連軍侵攻とは恐ろしいことにピッタリと連動しているのです。
アメリカの核戦略である相互確証破壊ですが、その後、生みの親であるマクナマラによって否定されているのですが、・・・
実は恐ろしい話ですが核兵器以外なら今でも十分に相互確証破壊は機能しているのです。
アメリカに侵攻されフセインが殺されるのを見たリビアのカダフィは核開発を止めてアメリカやEUと和解した。
ところが、その後、相互確証破壊が無い(攻撃しても反撃されない)ことが分かったアメリカやEUは安心してリビアに侵攻、カダフィをなぶり殺しにしているのです。
フセインやカダフィが死のうが生きようが我々のような一般市民は関係ないが、大量破壊兵器を放棄したイラクやリビアの市民はその後アメリカの攻撃で国をボロボロにされ塗炭の苦しみを味わっています
by 宗純 (2016-09-16 15:55) 

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