So-net無料ブログ作成

読書メモ:ブレディみかこ「労働者階級の反乱 地べたから見たEU離脱」

1401577.gif12/3の毎日同じく赤旗に書評が掲載されました.
51fqlS6HJoL._SX303_BO1,204,203,200_.jpgこの10月に出たばかりの,ブレディみかこ氏の「労働者階級の反乱 地べたから見たEU離脱」について.

EU離脱決定の「地べたから見た」様子,そして,労働党を中心に戦後のイギリス政治史の一側面を見ることが出来る.絶望的に見える日本の政治状況を変えていく重要なヒントがいくつもあるようだ.
3部構成で,Ⅰ部は著者自身の知り合いの人々とのインタビューで,なぜ人々はEU離脱を選んだかを探っている.Ⅱ部とⅢ部は,それぞれジャスティス・ジェストセリーナ・トッド の著書を参考にしたものと断られている.これら最後の2つの部分は,どこまでが引用でどこからが筆者自身の見解・分析なのか,ちょっと分かりにくい.

印象に残った箇所をいくつかピックアップすると・・・.(クリックで引用先へジャンプ.太字は引用者による)

(1)IMFとは何ものか.p.238
(2)ポジティブな言葉で語ること.左翼・リベラル陣営は「xx反対」「yyを守れ」という,ネガティブ,現状維持的なスローガンを使いがちだが,それだけではダメということ.p.269
(3)「ドブ板」ちがい.「仲間うち」だけの集会や学習会で終わっていてはダメということ.護憲の3千万署名も,このような「ドブ板」活動になれば有望な手段になるかも知れない.p.53〜55
(4)なぜ人々はEU離脱を選んだか,決して単純な「移民排斥」ではないということ.労組の弱体化の問題.p.75〜.

続きを読む


nice!(0)  コメント(9) 

創価学会員の公明党批判の動きをWBSが報道 [メディア・出版・アート]

(11/30追記:TV画面のクリップを28枚追加しました.)関連記事:28年前の創価学会婦人部編『まんが・わたしたちの平和憲法』,動画
-----------
11月24日,テレビ東京のWBSが創価学会メンバーによる公明党批判の動きを報じました.「テレビのある茶の間の風景」(光学的ダビング)をYouTubeに上げました.
応援のクリック歓迎
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/newsl/post_144927/
上記WBSのサイトから引用:「・・・11月19日、創価学会の信者と元信者約60人が集結し、現在の執行部に対する反対集会を開いた。2015年9月に成立した集団的自衛権の行使を可能とする安全保障関連法など、安倍政権の保守的な政策に賛成した公明党と、それを認めている原田会長を中心とする現在の創価学会の執行部はおかしいと意義を唱えている。参加者は安保法について「池田大作名誉会長が認めるはずがない」と主張する。さらに憲法改正についても公明党が賛成するのではと警戒する。」
(1401577.gif2018/2/7追記:以下の,削除されてしまった動画は,再生回数7万を記録.)
1401577.gif2018/3/6追記:音声だけ ならいいでしょうか?

続きを読む


nice!(0)  コメント(1) 

佐賀大学退職金裁判,高裁判決へのコメント [仕事とその周辺]

1401577.gif本件は2018年1月19日付けで上告しました.→上告文書など
-----------
(以下は,佐賀大学教職員組合のニュース向けに作った文章ですが,紙面の都合から実際に掲載されることになったのはこれを半分ほどに短縮したものです.そこでもとの長い原稿をブログで公開します.組合ニュース向けの謝辞などはカットしています.実際にニュースに載ったバージョンは後ほど公開予定です.)応援のクリック歓迎

退職金裁判高裁判決について
                  元理工学部教員 豊島耕一
佐賀大学を退職した2013年の11月に佐賀地裁に提訴,4年後の今年3月に判決があり,原告敗訴となったため福岡高裁に控訴していました.その高裁でも11月10日に控訴棄却の判決となりました.しかし判決文全39ページのうち,裁判所自身の考えを述べた実質的な部分はわずか4ページ余りに過ぎません.その主要部分である「争点1」の「本件退職手当規程の改正が従業規則*の不利益変更として合理性を有するか」についての文章は正味4ページに満たないわずか100行です.地裁判決のこれに対応する部分が9ページ弱,232行の半分以下,書いてある内容も地裁の文章を簡略コピペしたようなもので,あらためて批判文を書く必要もないようなものです.到底受け入れられるものではなく,上告することにしました.

「国立大学法人」の独立性を否定
そのような判決文ですが,いくつか気づいたことを書いてみたいと思います.

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

佐賀大学退職金裁判,リンクまとめ [仕事とその周辺]

佐賀大学退職金裁判の高裁判決(11/10)に対して,上告することにしました.私自身の整理のためにも,関連リンクを以下に時系列でまとめます.(ページから文書への2段階でなく,直接それぞれの文書にジャンプできるよう再度整理したいと思っています.)応援のクリック歓迎
urlの最後の数字列が年-月-日を示します.

提訴声明 http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2013-11-07

原告/被告準備書面 http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2014-08-21

2014年10月〜2015年4月の法廷文書(地裁) 
http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2015-04-24

地裁判決の主要部分 http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2017-03-25

地裁判決へのコメント http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2017-04-20

控訴理由書 http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2017-06-27

控訴審書面 http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2017-09-15
 被告準備書面(1).原告準備書面(1)
 紙の現物イメージ:被告準備書面(1)原告準備書面(1)

控訴審書面 その2 http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2017-09-16

高裁判決文 文字化 http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2017-11-15
nice!(0)  コメント(0) 

「ニュース発生」事象のプロセス検証の重要性 [メディア・出版・アート]

テレビ,新聞など主要メディアの,おそらく意図的に流されたであろう「ニュース」によって,飽和(サチュレーション)させられてしまうという現象は頻繁に起きていると思う.「スピン」とも言われる.加計学園獣医学部に関する国会質疑の日にかぶせられた,角界の暴力事件の「ニュース」はまさにそれだろう.後者が全国ニュースとして取り上げられる価値に疑義を挟むものではないが,この数日来のメディア枠の「独占」ぶりは誰も異常と思うだろう.

そこで,この「ニュース」の発生源はどこか,各社の第一報を調べてみた.応援のクリック歓迎

朝日の第一報
http://www.asahi.com/articles/ASKCG30ZSKCGTIPE008.html
日馬富士、酒に酔って貴ノ岩に暴行 「迷惑かけた」謝罪
2017年11月14日13時23分
「・・・暴行を加えていたことが14日、分かった。」

毎日
https://mainichi.jp/articles/20171115/k00/00m/050/126000c
日馬富士暴行 鳥取県警が捜査進める 傷害容疑など視野に
毎日新聞2017年11月14日 21時51分(最終更新 11月14日 23時31分)
「・・・鳥取県警が捜査を進めていることが関係者への取材で分かった。」

NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171114/k10011222561000.html?utm_int=detail_contents_news-related_003
日馬富士が貴ノ岩に暴行か 日本相撲協会が調査へ
NHK 11月14日 10時31分
「・・・けがの原因が横綱・日馬富士による暴行の疑いがあることがわかり、・・・」

読売
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20171114-OYS1T50050.html
日馬富士が暴行、貴ノ岩頭蓋底骨折…休場届け出
読売 2017年11月14日
「・・・暴行を加えていたことが14日、明らかになった。」

このように,各社とも,上で赤色文字でマークしたように,単に「分かった」とか「明らかになった」という表現で横並びしており,ニュースソースも,またどのようなきっかけ,経緯で「分かった」かも明らかにしていない.もちろん特定の社の「スクープ」でないことも明らかだ.(1401577.gif11/22追記:宗純さんのコメントによると,これはスポニチのスクープだったようです.)

情報提供者を守るためにニュースソースを秘匿することはありうるが,かりにそうであればそのことを明記すべきだろう.今回は横並び一線であることから,情報源は警察またはそれにつながる権力機関の「リーク」である可能性が大きい.そのような場合,情報源秘匿にどのような正当性があるのか,メディアは明らかにすべきだろう.

実際のところは,権力・マスコミが一体となった,国会審議隠しのための文字通りの「スピン」なのだろう.これが最も蓋然性のある推測と思う.

メディアの報道のプロセスそのものを検証する「メタメディア」が必要だ.
nice!(0)  コメント(4) 

毎日,国会審議の記事をフラグメンテーション [メディア・出版・アート]

今日(11/16)の毎日の,加計学園獣医学部問題の記事も,扱いが小さいだけでなく不自然に「フラグメンテーション」させるなど,異常だった.与党の質問と野党の質問とを別のページに配置して,目立ちにくくしている.NHKニュースがこれをほぼ完全隠蔽する中,言葉としての情報量の多い新聞ではさすがにそこまでは出来ない.しかし野党の追及を極力目立たないよう最大限に努力している.
まず1面.トップは受動喫煙問題.
mainichi1116top80mk.jpg

次に出て来るのは,ページをめくって,まず与党.

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

異常な紙面構成 [メディア・出版・アート]

メディアの報道の仕方も重要な「ニュース」です.今日の毎日1面,どう考えても加計獣医学部が上でしょう.
mainichi171115pc40.jpg
(10日ほど前にも同紙に異常な記事
こちらはしんぶん赤旗.沖縄の,辺野古への海からの石材搬入も大きく報じています.

akahata171115pc70.jpg
応援のクリック歓迎
コメント(0) 

伊藤詩織さんの告発を社会新報が詳細に [社会]

伊藤詩織さんの外国特派員協会での記者会見(10月24日)と,彼女の新刊「Black Box」のことを社民党の機関紙「社会新報」11月15日付けが詳細に伝えています.画像で紹介します(クリックで拡大).
応援のクリック歓迎
shakaishipo171111.jpg
コメント(1) 

退職金裁判高裁判決(敗訴) [仕事とその周辺]

先週金曜(11月10日)に,福岡高裁で退職金裁判の判決がありました.控訴棄却,つまり原告(控訴人)敗訴の結果でした.判決は,まず結論ありきというような内容で,全39ページのうち,裁判所の考えを述べた部分は5ページにも満たず,それも単に被告(被控訴人=大学)の言い分を単になぞるような,お粗末なものでした.
次に原本のままのイメージpdfと,html化したものを公開します.
http://ad9.org/pegasus/UniversityIssues/taishokukinsaiban/appeal/kousaihanketsu-msk.pdf
http://ad9.org/pegasus/UniversityIssues/taishokukinsaiban/appeal/fhcj.htm

不当な判決なので,当然上告したいところですが,他の考慮要素もあり,検討中です.

関連記事:退職金裁判1審判決1審判決について控訴理由書控訴審書面控訴審書面 その2

以下は判決文の目次です.

 (マル囲み数字は文字化けを起こすため,「マル1」,「マル2」等と標記)
目次(カッコ内は原文の頁)
主文 (1)
事実及び理由 (1)
第1 控訴の趣旨 (1)
第2 事案の概要 (2)
 1 前提事実 (2)
 2 関係法令の定め等 (6)
 3 争点及び争点に関する当事者の主張 (9)
 (1) 争点マル1(本件退職手当規程の改正が就業規則の不利益変更として合理性を有するか。)について (9)
  (被控訴人の主張) (9)
  (控訴人らの主張) (16)
 (2)争点マル2(被控訴人が本件退職手当規程の改正を労働者に周知させたか。)について (22)
  (被控訴人の主張) (22)
  (控訴人らの主張) (23)
第3 当裁判所の判断 (23)
 1 認定事実 (23)
 2 争点マル1(本件退職手当規程の改正が従業規則の不利益変更として合理性を有するか。)について (34)
 3 争点マル2(被控訴人が本件退職手当規程の改正を労働者に周知させたか。)について (38)
 4 その他 (38)
第4 結論 (39)
nice!(0)  コメント(0) 

大学設置分科会委員の個人責任 [仕事とその周辺]

文科省のサイトに今月10日付けて,加計学園獣医学部を認可した答申を含む記事が掲示されている.
平成30年度開設予定の大学の学部の設置等に係る答申について

これを実質審議した「大学設置分科会」の会議がいつ開かれたのかを電話で直接問い合わせたが,まだ公表していない,とのことだった(なぜ公表できないのか異様).

これだけ問題の多い学部の設置がなぜ可とされたのか,どのような議論がされたのか,いずれ議事録の公表が待たれるが,それを待たず,委員個人はそれぞれの責任を明確にすべきだろう(末尾文科省サイトにある名簿を転載.1401577.gif13時21分追記:NHK報道によると「実質的に審査したのは文部科学省の大学設置審議会の専門委員会」とある.そこでこの委員会の名簿を文科省に尋ねたところ「準備中.近く公表」とのこと.しかしその「親委員会」はやはり上記の「大学設置分科会」とのことなので,このメンバーも責任がある.)
つまり,この案件について賛否何れの態度を取ったか明らかにすべきだ(説明責任).秘密にすべき理由などないはずだ.応援のクリック歓迎

メンバーには当然大学関係者も多く含まれるが,これまでの筆者の教授会での経験などから,きちんと採決を取らず,あいまいな「全会一致」で決めたのではないかと想像する.反対意見の者は「どうせ反対しても少数で,意味がなかった」と,投票を要求しなかった言い訳にするかも知れない.しかしそれは個人責任を曖昧にする,文字通り言い訳に過ぎない.

続きを読む


nice!(0)  コメント(0)