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大学設置分科会委員の個人責任 [仕事とその周辺]

文科省のサイトに今月10日付けて,加計学園獣医学部を認可した答申を含む記事が掲示されている.
平成30年度開設予定の大学の学部の設置等に係る答申について

これを実質審議した「大学設置分科会」の会議がいつ開かれたのかを電話で直接問い合わせたが,まだ公表していない,とのことだった(なぜ公表できないのか異様).

これだけ問題の多い学部の設置がなぜ可とされたのか,どのような議論がされたのか,いずれ議事録の公表が待たれるが,それを待たず,委員個人はそれぞれの責任を明確にすべきだろう(末尾文科省サイトにある名簿を転載.1401577.gif13時21分追記:NHK報道によると「実質的に審査したのは文部科学省の大学設置審議会の専門委員会」とある.そこでこの委員会の名簿を文科省に尋ねたところ「準備中.近く公表」とのこと.しかしその「親委員会」はやはり上記の「大学設置分科会」とのことなので,このメンバーも責任がある.)
つまり,この案件について賛否何れの態度を取ったか明らかにすべきだ(説明責任).秘密にすべき理由などないはずだ.応援のクリック歓迎

メンバーには当然大学関係者も多く含まれるが,これまでの筆者の教授会での経験などから,きちんと採決を取らず,あいまいな「全会一致」で決めたのではないかと想像する.反対意見の者は「どうせ反対しても少数で,意味がなかった」と,投票を要求しなかった言い訳にするかも知れない.しかしそれは個人責任を曖昧にする,文字通り言い訳に過ぎない.

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マルクスの墓 [身辺雑記]

DSC_0057c.jpg(旅行の土産話の続きです.)
ロンドン滞在中に,都心部から北へ5キロほどのところにあるハイゲート墓地に,マルクスの墓を訪ねた.10月3日の暖かい午後だった.地下鉄のアーチウェイ(Archway)という駅で降りて,直線距離で1キロもないのだが,曲がり角を間違えたりするとロスが大きいので,地元の人と思われる50才前後の男性に道を聞いた.すると,「自分もこのあたりはよく知らない」と言いながら,なんと,親切にもスマホを出して調べてくれた.(実は私自身もレンタルのスマホとルーターWiFiとを持っていたのだが,その時まで使っていなかった.)

彼と同じ方向だったので歩きながら話をした.道を尋ねる時,自分の手帳を見ながら通りの名前を言ったので分かったのか,「日本からか?」と訊かれる.「いま自分の国では核戦争の危険がある.とても心配だ」というと,「北朝鮮を静かにさせなければ」という反応.やはりそう来るのか,と思った.「でもトランプも静かにさせないといけない」と応じると,「確かにそうだ」と.応援のクリック歓迎

その人によると,マルクスの「本当の墓」は別のところにあという.「墓」として有名なのは実は記念碑ということらしい.入り口でもらった地図にも,別の場所に“Marx(original)”とある.こちらが「本当の墓」なのか,それとも移転する前の墓ということなのか,よく分からないが,こちらも探してみることにした.

有名な「墓」には,高校生らしい10人ほどのグループが,先生(?)に連れられて来ていた.先生が集合写真を撮った後,自分も含めて撮ってくれ,というのでスマホを渡された.
DSC_0061.jpg“original”の墓の方は見つけにくかったが,なんとか探し当てた.地面に埋め込まれた墓石にマルクスの名前が彫られているが,いくつにも割られていた.実際の墓ならこんな状態で放置されるはずはないだろうから,やはり移転した跡,ということだろう.

折から,今年はロシア革命100周年だが,日本では,テレビはもちろん,新聞でもその関連の記事はわずかのようだ.11月7日のロシアTV(Russia 24)が革命100年を記念しての世界の共産主義者のデモを紹介していた(NHK-BSの,世界のニュースの録画放映による)。いつもは「プーチンチャンネル」といっていいような内容なので驚いた。
russiaTV171107.jpghttps://www.vesti.ru/doc.html?id=2951743&cid=7#
Russia 24のサイトからそれらしいページをキャプチャしたのがこの写真.ロシア共産党のジュガーノフ党首が中央.放送で彼は,次の大統領選に出馬し,いい勝負をするぞ,と言っていた.

ソ連の崩壊から26年経過し,それにともなう「共産主義(社会主義)全否定」の風潮に対しても,人々が相対化して見られるようになりつつあると思う.あるいは,その風潮を経験しない世代が増えている.同時に,資本主義の行き詰まり感も,このところ強まっている.マルクスが新しく甦る日も遠くないだろう.
DSC_0076.jpgグランドピアノの形をした珍しい墓石もあった.Thorntonの文字があるので,このピアノメーカーの関係者の墓と思われる.
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