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南京事件80年 [社会]

今朝NHK衛星のニュースで奇妙なものがあった.ネットにも出ている.
河野外相 ユネスコに「世界の記憶」制度改善求める
河野外務大臣がパリのユネスコ本部で、事務局長のオードレ・アズレ氏と会談したことを報じている.問題は次の部分:
会談で、河野大臣は、世界各地に伝わる古文書などを保護する、ユネスコの「世界の記憶」事業について、おととし中国が申請した「南京事件」についての資料が登録されたことなどを念頭に、「加盟国間の友好と相互理解の促進というユネスコ設立の趣旨と目的に反する状況が生じることは避けるべきだ」と述べ、制度の改善を求めました。
これに対し、アズレ事務局長は、制度改善の必要があることに同意するとしたうえで、加盟国などと協議しながら改善を進めていく考えを示しました。
河野大臣は,「制度の改善」と言いながら,実は南京事件の資料の登録という具体的な事象に文句を付けているのは明らかだ.これに対して,ユネスコ事務局長が「制度改善の必要があることに同意」と,意味不明なことがらでの同意の表現で,あたかも南京事件の資料の登録に問題があるということに「同意」したかのような印象を与える.要するに,事務局長は具体的に何に同意したのか,全く分からないにもかかわらず,である.

南京事件に関する「歴史修正主義」は憂慮する状況にあるようだ.今日の「しんぶん赤旗」が,この事件の研究の第一人者である笠原十九司氏の文章を掲載している.ネットには出ていないようなので,末尾に転載する.(クリックで拡大)応援のクリック歓迎
中程から引用:
2006年に首相に就任した安倍晋三氏は,その年の日中首脳会談で歴史研究者による歴史共同研究を提案しました.政府が任命した研究者による報告書は日中双方とも南京事件の事実を詳述しています.安倍首相は自らが提案したこの共同研究の結果を無視しているのです.
・・・
学会は右翼による脅迫・妨害を恐れて南京事件をテーマにした大会を開くこともできません.
・・・
南京事件の記憶を継承しようと努力する教員や市民運動への攻撃は,政権に利用されている一部の右翼によるものですが,これが効力をもち,事なかれ主義的に南京事件に触れようとしなくなる状況が広がっていて本当に恐ろしい.
以下,紙面の画像を転載します.是非全文をお読み下さい.

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サーロー・節子さんのスピーチから [反核・平和]

ノーベル平和賞授賞式でのサーロー・節子さんのスピーチは歴史に残るものになるでしょう.是非とも多くの人にこのスピーチを読んでいただきたいと思い,そのきっかけになるように,その抜粋を転載します.また,テキストだけでなくノーベル賞サイトのYouTube動画で,聴衆の反応からも彼女の言葉の意味を感じ取ってもらいたいと思います.
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原文(英語,前半はベアトリス・フィンICAN事務局長
日本語訳(朝日新聞)
ノーベル賞サイトの動画(節子さんのスピーチ部分にリンク
・・・それにもかかわらず、広島と長崎の残虐行為を戦争犯罪と認めない人たちがいます。彼らは、これは「正義の戦争」を終わらせた「よい爆弾」だったというプロパガンダを受け入れています。この神話こそが、今日まで続く悲惨な核軍備競争を導いているのです。

・・・But still some refused to see Hiroshima and Nagasaki as atrocities - as war crimes. They accepted the propaganda that these were "good bombs" that had ended a "just war". It was this myth that led to the disastrous nuclear arms race - a race that continues to this day.
責任ある指導者であるなら、必ずや、この条約に署名するでしょう。そして歴史は、これを拒む者たちを厳しく裁くでしょう。彼らの抽象的な理論は、それが実は大量虐殺に他ならないという現実をもはや隠し通すことができません。「核抑止」なるものは、軍縮を抑止するものでしかないことはもはや明らかです。私たちはもはや、恐怖のキノコ雲の下で生きることはしないのです。
核武装国の政府の皆さんに、そして、「核の傘」なるものの下で共犯者となっている国々の政府の皆さんに申し上げたい。私たちの証言を聞き、私たちの警告を心に留めなさい。そして、あなたたちの行動こそ重要であることを知りなさい。あなたたちは皆、人類を危機にさらしている暴力システムに欠かせない一部分なのです。私たちは皆、悪の凡庸さに気づかなければなりません。

All responsible leaders will sign this treaty. And history will judge harshly those who reject it. No longer shall their abstract theories mask the genocidal reality of their practices. No longer shall "deterrence" be viewed as anything but a deterrent to disarmament. No longer shall we live under a mushroom cloud of fear.
To the officials of nuclear-armed nations - and to their accomplices under the so-called "nuclear umbrella" - I say this: Listen to our testimony. Heed our warning. And know that your actions are consequential. You are each an integral part of a system of violence that is endangering humankind. Let us all be alert to the banality of evil.
この会場にいるすべての皆さんと、これを聞いている世界中のすべての皆さんに対して、広島の廃虚の中で私が聞いた言葉をくり返したいと思います。「あきらめるな!(がれきを)押し続けろ!動き続けろ!光が見えるだろう?そこに向かってはって行け」

To all in this hall and all listening around the world, I repeat those words that I heard called to me in the ruins of Hiroshima: "Don't give up! Keep pushing! See the light? Crawl towards it."
以下,蛇足ながら引用者コメント:

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NHKニュースウオッチ9に何が起きたのか? [メディア・出版・アート]

ノーベル平和賞をICANが受賞し,被爆者のサーロー節子さんが歴史に残るスピーチをした翌日,NHKの看板ニュース番組「ニュースウオッチ9」は,このことを一言も伝えなかった.このこと自体が重大ニュースである.12月11日の同番組の項目と時間配分は次のようである.

アメリカの森林火災 05分20秒
日馬富士送検    13分45秒
寒波        06分30秒
都心に馬車復活   05分40秒
ノーベル文学賞   06分45秒
世論調査      03分30秒
税         01分00秒
歌舞伎界の話題   00分50秒
天気・・・

ところが,一つ前の同番組,つまり12月8日の,平和賞授賞式直前では,6分間にわたって,受賞を前にした関係者の様子を伝えている.以下その画面コピーだが,これだけ「予告」しておいて,そのイベントの後に全く触れないと言うのは異常だ.この間に,つまりこの二つの放送を挟んだ,金曜夜から月曜午後までに,NHKに何かが起こったと考えるのが自然だろう.それはいったい何か?これもまた大きなニュースになりうる事象である.
授賞式の直前の放送では,次のように平和賞のことを詳しく扱っていた
DSC_1938.JPG DSC_1947.JPG
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報道ステーションがノーベル平和賞受賞式を報道 [メディア・出版・アート]

報道ステーションがICANのノーベル平和賞受賞式とサーロー・節子さんのスピーチを,受賞の翌日12月11日に紹介しました.CMを挟む前半部分です.

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(YouTubeは数日で消去するかも知れません.圧縮保存のため最低画質です.)
1401577.gif続いて後半部分.

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サーロー節子さんのノーベル平和賞受賞スピーチ [反核・平和]

サーロー節子さんのノーベル平和賞受賞スピーチです。最初の画像をクリックするとビデオ開始、他は画像が拡大します。前の方にノーベル賞委員会のあいさつと、ICANのフィン事務局長のスピーチ。聴衆の表情も多くを語っています。テキストだけでなく、ビデオをご覧になることをお勧めします。応援のクリック歓迎
setuko1.jpg
setuko2.jpg
ICANのベアトリス・フィン事務局長の受賞講演 日本語訳(朝日新聞サイト)
http://www.asahi.com/articles/ASKDB4GTRKDBUHBI007.html?iref=pc_extlink
サーロー節子さんのスピーチ 日本語訳(同上)
http://www.asahi.com/articles/ASKDB4H8VKDBUHBI008.html
オリジナル(英文)
https://www.nobelprize.org/nobel_prizes/peace/laureates/2017/ican-lecture_en.html
ノーベル賞委員会、Berit Reiss-Andersen氏のスピーチ
https://www.nobelprize.org/nobel_prizes/peace/laureates/2017/presentation-speech.html
以下、画像5枚。

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伊藤詩織さんの民事裁判,赤旗が報道 [メディア・出版・アート]

1401577.gif追記:12/7の赤旗には中村格氏の名前があります.
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伊藤詩織さんの民事裁判を今日の赤旗が詳しく報道しました.しかし,逮捕中止を指示した中村格氏の名前は出ていません.また,ネット上にはこの記事はありません.
DSC_1910w1k.jpg
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アメリカの「暴発」を防ぐには [反核・平和]

米韓軍事演習が今日(4日)からまた始まり,朝鮮半島の緊張が非常に高まっている.参議院は今日,「北朝鮮による弾道ミサイル発射に抗議する決議」を上げたが,これまた非常に一方的なもので,3月の当ブログ記事「翼賛国会への一里塚」に書いたことがそのまま当てはまる.どの国であれ,核・非核を問わずミサイル実験は許し難い.しかし,アメリカ軍がすぐそばまで来て「演習」と称して軍事力を展開していることを棚に上げ,朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の側だけを一方的に非難するのはだれがどう考えても公平さを欠く.米韓の行動に触れないということは,暗黙の支持を意味してしまう.つまり,わが国の参議院までがアメリカの軍事挑発に間接的に加担していることになる.

minuteman_test_aug2017.jpg核ミサイル実験と言えば,4ヶ月前,今年8月2日にアメリカもやっている.米軍ホームページの記事 “F.E. Warren AFB tests Minuteman III missile with launch from Vandenberg” を見ればよい(右の写真をクリック).これに対して,なぜ国会は非難決議を上げなかったのか?

全部の野党までこの決議に賛成したと言うことが,戦争がどのように始まっていくのかを物語っている.暗黙に,このような案件で「歩調を乱す」ことで「ヒコクミン」と指差されることを恐れているのだ.そのようにして,自国の「防衛政策」に対するあらゆる批判が「自粛」され,言葉が封じられていく.

いまこそ平和運動の出番だ.「戦争法廃止運動」が,戦争そのものを防止する運動をしなくてどうするのか?応援のクリック歓迎
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関連記事:核兵器禁止条約という前進の一方で左翼・リベラルまで国家主義に取り込まれる恐れ(2017/8/10)
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