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政党演説会で4分の原発問題スピーチをしました [仕事とその周辺]

末尾 に演説会のあり方についてコメント.1401577.gif注2 で揚水発電所を含む全発電所データにリンク.
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昨日,佐賀で共産党の演説会があり,東京から穀田国対委員長が,国政選挙,地方選挙の候補者らが演説をしました.私は依頼されて原発問題のスピーチをしました.注文は3〜5分ということでしたが,4分30秒に収まりました.再生可能エネルギーの量と電力貯蔵能力,ウランの資源量など,すこし違った角度からの,あまり言われていない内容と思うので,アップロードすることにしました.こちらは自席に置いたレコーダーでの「自録り」です.
http://ad9.org/blog/mytalks/y2017/higashiyokabunkah170521.mp3

以下はその書き起こしです.応援のクリック歓迎

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浪江町森林火災による大気中放射能の増加 [仕事とその周辺]

浪江町森林火災はまだ鎮火していないようだ.この影響によると見られる大気中放射能の増加を福島県が観測している.応援のクリック歓迎
afterfire.jpg
火災前に比べて約10に,8日は100倍に上昇していることが分かる.(縦軸の目盛りが一桁違うことに注意)
beforefire.jpg
(原子力規制庁の発表)
この火災前の濃度にしても,311以前に比べるとほぼ100倍の値である.集団線量はとてつもなく上昇している.
呼吸による内部被曝の評価は,ICRP-Publication72(1995年)が一応の基準となろう.
(上のグラフを書いたエクセルシートです.整っていませんが,再加工などにご利用下さい.)
 http://ad9.org/blog/nuclear/y2017/forestfire-fukushima.xlsx
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データの出典
福島県 http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/ps-kukan-monitoring.html
    http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/215419.pdf
原子力規制庁(火災前)
 http://radioactivity.nsr.go.jp/en/contents/12000/11281/24/222_20170424.pdf
参考(当ブログ記事)
    関東の大気中セシウムは1970年代のレベル
    大気中放射能濃度の測定は空間線量より1万倍も高感度

退職金裁判の判決について [仕事とその周辺]

「退職金裁判判決」の記事で,「数日内に批判をします」と書きながら3週間以上経ってしまいましたが,コメントしたいと思います.すでに控訴もしました.応援のクリック歓迎

下に「当裁判所の判断」の部分の要約を書きますが,長々しい判決文をスリム化すると,論理も何もない,床屋談義のレベルに過ぎないいい加減なものであることがクリアになります.批判するにも値しないほどのものです.

要するに,
1) 減額幅も国家公務員や他大学と同じ相場だから問題ない.
2) 国の要請に従わないと,被告(佐賀大学)は公務員バッシングにさらされ,国からも仕返しを受ける.
3) 財政的余裕があっても,退職金補填に使えば翌年度への目的積立金が減る.(「利益の発生を障害しようとするもの」!だそうです.
4) 通知から実施まで6日という,不利益回避の手段も取れないやりかたも,他大学と横並びの必要から(「歩調を合わせる必要があった」)やむを得ない.
というものです.
つまり,「みなさん我慢しているのだから,あなたも我慢しなさい」ということ.

1では,「不利益の程度」の判断に原告の年金額を引きあいに出すという意味不明.年金が被告(佐賀大学)からのものというのならともかく.地代収入や株の配当利益も影響する?(私にはないが)
2は公務員バッシング(もどき.公務員ではないので)を公認し,国の恣意的な予算操作を認めるという恐るべきものです.
3は,退職金への補填という特定の支出に限って「利益の発生を障害」するもの,という不思議な断定.
4は根拠不明の「横並び」の絶対視.

以下は「当裁判所の判断」の主要部分の要約です.
判決全文は,画像ファイルですがこちらを(始めの34ページ35ページ以降)ご覧下さい.以下の要約部分はこちらにテキスト化しています.

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福岡核問題研究会有志が規制庁に審査請求(異議申立て) [仕事とその周辺]

(さよなら原発佐賀連絡所で既報ですが,こちらにも掲載します.)
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4月17日,福岡核問題研究会有志が,玄海原発再稼働の許可は不当だとして,規制庁に審査請求(異議申立て)をしました.11時から佐賀県庁で記者会見.NHKなど主要メディアが出席しました.
(NHK佐賀の報道: https://www.youtube.com/watch?v=Jl6zYv1Itlg )
理由は以下の項目です.各項目をクリックすると文書本文に行きます.
1401577.gif福岡核問題研究会の該当記事全文統合版が掲載されました.全文検索に便利です.
1401577.gif4/24 7番目の「原発等を破壊行為から・・・」を修正版に更新しました.
1401577.gif4/26 受理され,規制委員会のサイトに掲示されました.

原子力利用における国際的な基準から劣る原子力防災の有効性が全く検証されていない過酷事故時の水蒸気爆発リスク対策において瑕疵があるメルトスルー後の再臨界の可能性について検討していない通常運転時の健康被害について全く検討していない規制委員会の「審査書案に対する御意見への考え方」が答えになっていない原発等を破壊行為から守る対策の不備基準地震動の設定値の問題
presconf170417.jpg

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審査請求書
       2017(平成29)年4月17日
1. 審査請求人及び総代の氏名及び住所等
  別紙「審査請求人一覧表」及び「総代の選任届出書」を参照。
2. 審査請求に係る処分
  玄海原子力発電所の発電用原子炉の設置変更(3号及び4号発電用原子炉施設の変更)の許可処分
 (平成29年1月18日。原規規発第 1701182 号)
3. 審査請求に係る処分があったことを知った年月日
  2017(平成29)年1月18日
4. 審査請求の趣旨
 「2. 記載の処分を取り消す。」との決定を求める。
5. 審査請求の理由
 本件処分の審査基準及び審査内容に違法性・不当性がある。理由の詳細は別紙「資料」を参照。
6. 口頭意見陳述会の開催及び質問 希望する。質問内容の詳細は別紙「質問事項一覧表」を参照。
7. 執行停止の申立て
  執行停止を申立てる。
8. 処分庁の教示内容
 ・当該処分が不服申立てをすることができる処分であるか ⇒ できます。
 ・不服申立てをすべき行政庁 ⇒ 原子力規制委員会になります。
 ・不服申立てをすることができる期間 ⇒ 処分があることを知った日の翌日から起算して三月です。

CTBT高崎データのグラフ化更新 [仕事とその周辺]

CTBT高崎観測所が大気中微粒子の放射能を継続的に監視しています.包括的核実験禁止条約(CTBT)の発効に向け,核爆発を監視する地球的システム整備の一環です.日本では他は沖縄にあります.
このデータは福島原発事故直後の,それ以前の1億倍もの放射能濃度を記録しました.今回,昨年末発表分のデータをグラフ化しました.応援のクリック歓迎
ctbt-takasaki2016dec.jpg
オリジナルデータエクセルファイル
セシウム137が未だに50〜60マイクロベクレル/立方メートルで推移していることが分かります.
長い時間スケールではこちらのグラフをご覧下さい(このグラフを引用しているブログ記事).2011年の数字からは数十分の1に下がったとはいえ,原発事故以前が0.1マイクロベクレルのレベルだったのと比べると,その数百倍の濃度の放射能大気を呼吸していることになります.大気圏内核実験のころ以来の,人類史上稀な集団的人体実験になってしまいました.

なお,元のデータを見ると,50以上の値が続く一方で,突然,または継続して「検出限界以下」(数マイクロベクレル以下)というデータが見られます(グラフでは点が欠けている部分).しかしこのような変動は不自然なので,スペクトル解析ソフトがガンマ線のピークを同定し損なったためではないかと思われます.担当者に電話で尋ねてみたいと思います.
(過去のグラフは左の検索窓に「CTBT高崎」を入れて下さい.)

大分で軍学共同問題について話をしました [仕事とその周辺]

「戦争法の廃止を求める学者の会・大分」と「日本科学者会議大分支部」の共催によるイベントに招かれ,軍学共同問題について話をしました.
https://www.facebook.com/alloitaforpeace/posts/638843612990547
レジュメや録音をこちらに置いています.応援のクリック歓迎
レジュメ
スライド
録音1(メイン)        59分40秒
録音2(侵略/被侵略の対称性) 3分
上映した数分のビデオ
付録1 Raymond E. Spier「科学技術倫理」から/アイゼンハワーの軍産複合体演説から
付録2 判事たちによる基地封鎖(ハンブルグ地裁判事 ウルフ・パンツァー)
付録3 数学による平和教育/カントの「永遠平和のために」の第三条項

メインスピーチの最後の方で述べた「知の暴力」については,少し前の記事もご覧下さい.また,このスピーチのベースとなっている,「日本の科学者」に昨年発表した文章はこちらから閲覧できます.
(録音の部分公開については主催者の了承を得ております.)

退職金裁判判決 [仕事とその周辺]

本日3月24日,佐賀地裁にて退職金減額問題の裁判の判決がありました.結果は原告敗訴.しかし内容は他の例に比べてもひどいもので,上級審ではむしろ闘いやすいのではないかと思われます.
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数日内に批判をしますが,とりあえず判決文のさわりの部分を紹介します.プライバシーに関わり公開に適さない部分などは黒塗りしています.

(この部分の文章構成.クリックで該当部分へ)スタイルが不統一!
2 争点①(本件退職手当規程の改正が,就業規則の不利益変更としての合理性を有するか)についての判断
 (1)本件退職手当規程の改正の必要性
 (2)本件退職手当規程の改正による不利益の程度
 (3)改正後退職手当規程の内容の相当性
 (4)労働組合との交渉状況
 (5)小括
3 争点②(就業規則の不利益変更の際,個別労働者への周知義務を履行したか)についての判断
 (1)前記認定事実等・・・
 (2) これに対し・・・
第4 結論

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軍事研究問題での学術会議の報告案 [仕事とその周辺]

1401577.gif3/10追記:“Science and the Military”からの引用英文の和訳を掲載(末尾).
1401577.gif3/19追記:今度の日曜,軍学共同問題で大分で話をする機会をいただきました.大分ホルトホール15時から.
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軍事研究問題での学術会議の報告案が公表され,7の新聞紙面で報道されました(毎日しんぶん赤旗).
原文は学術会議のサイトにあります.
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/anzenhosyo/pdf23/anzenhosyo-siryo11-1.pdf
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/anzenhosyo/pdf23/anzenhosyo-siryo11-2.pdf
(これらがリンクされている「安全保障と学術に関する検討委員会」ページ)
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/anzenhosyo/anzenhosyo.html

内容ですが,「今度の総会で解禁だろう」という見方もあっただけに,ぎりぎり踏みとどまったという感じです.多くの方々の努力のおかげだと思います.ただ,問題点もいくつか感じます.応援のクリック歓迎

まず表題の「軍事的安全保障研究」という言葉が問題です.ここでなぜ新語を作る必要があったのでしょうか?英語には何と訳すのでしょうか,

「軍事研究」が包括的な意味を持つのに対して,「軍事的安全保障研究」では対象となる範囲が非常に(むしろ主観的にと言うべきでしょうか)限定されます.例えば,軍事研究の最右翼である兵器研究や軍事技術研究は,商品としての武器の生産,そして公式,非公式ルートでの流通へとつながります.これは国家の(つまり自国の?)(軍事的)「安全保障研究」の視野の外になります.

つまりこの新語は,「軍事研究」が「安全保障研究」の一部であるという思い込みを醸成し,前者への心理的抵抗を弱める作用があります.「デュアル・ユース」というカタカナ英語と同じ役割です.

また,この文書は「軍事的安全保障研究」を明確に否定していません.これは九条の暗黙の「解釈改憲」と言えるでしょう.

またこの報告案は,軍事研究にコミットしない,ないし慎重であるべき,という,言わば消極的否定論にとどまっていることも問題です.まさに5のマル3で述べているように,「科学者の研究成果は、時に科学者の意図を離れて軍事目的に転用され、場合によっては 攻撃的な目的のためにも使用されうる」のです.いや,「されうる」どころか,現に使用されているのです.これに対して,ただ「自分たちはそれにコミットしない」というだけで,つまり「いま使用されていることについては知りません」ということで倫理的,道徳的に十分な態度と言えるでしょうか.もちろんそんなはずはありません.これに対して,これをやめさせる「行動」を取ることも含まれるべきだと思います(追記参照).

ぎりぎり踏みとどまったのだから,せいぜいこれより後退しないようにすることが精々で,それ以上は無理だろう,などと「忖度」することこそが,むしろ後退を許してしまうことにつながるでしょう.また科学技術の軍事利用が大手を振ってまかり通る現状に見合う,九条原理主義からの(左翼にも見られる解釈改憲論からではなく),50年声明,67年声明の発展,強化の方向を主張すべきだと思います.

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玄海原発再稼働についての意見を佐賀県に提出 [仕事とその周辺]

cover.jpg「脱原発佐賀ネットワーク」で昨年11月9日に佐賀県に玄海原発の再稼働を認めないよう申し入れした際,県が設置を予定していた「第三者委員会専門部会」への推薦者リストを提出していました.
http://byenukes-saga.blog.so-net.ne.jp/2016-11-09
その中に私の名前もあったので,県は私にも意見の提出を求めて来ました.そこでその様式にしたがって3日にメールで提出しました.その内容を公表します.いずれ県のホームページにも掲載されるとのことです.1401577.gif掲載されています.
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「簡潔に」との要求なので,出来るだけ短くしたつもりですが,なにぶん複雑な問題なので,2,3ページというわけには行きません.大きく4つの項目で論じていますが,3と4はこれまであまり言われていないことかと思います.
【意見のポイント】と【理由】の大きな項目建ては県の書式によるものです.
 pdfファイルはこちら. 項目番号クリックで「理由」の該当箇所に飛びます.
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【意見のポイント】
1.原子力発電は,次のような様々なデメリットを考えれば,他に電力生産の方法が多くあることからも,そのメリットは全く取るに足りないものである.
(1) 過酷事故による人的・社会的被害,影響の巨大さ
(2) 10万年後の子孫の世代にまで負の遺産を残すという極端な世代間の非倫理性
(3) 仮に過酷事故がないとしても,ウラン採掘から原発の定期検査時に至る作業者の被ばく,放射能の環境への不可避的な放出による住民の被ばくなど,その全プロセスで人々に健康被害を及ぼすこと.

2.規制委員会による審査は,「世界で最も厳しい水準」であるどころか,水蒸気爆発の可能性の無視や,住民避難の問題を含まないなど,世界の常識からも外れており,「安全・安心」から程遠いものであること.

3.ウラン資源の埋蔵量は,そのエネルギー発生量で比較して天然ガスの半分以下しかないことから,持続性の点でも他のエネルギー源に劣り,CO2削減にも大きな効果は期待できない.

4.原発に関しては,その影響が現れるまでに非常に長い時間を要することがらが多いため,権限を持ち何らかの決定に関与した個人がその責任を問われることがないか,稀である.このため,組織における現在の時点での個人の責任,良心の問題に焦点を当てることが特に重要である.

【理由】

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新規制基準は世界で「だいたい」最も厳しい水準,とのこと [仕事とその周辺]

「県民説明会」佐賀会場の様子を簡単にお知らせします.(武雄での説明会はフェイスブック記事,または1401577.gifこの記事の末尾を).2月28日追記:他に質問したかったことを下に書きました.1401577.gif3/9追記:全会場の録画が公開されました(文中からリンク).

sigen-enecho-p68.jpg今日(日付では昨日)の説明会も質問・意見続出でした.すべて再稼働に批判的・反対のものでした.「高レベル廃棄物を管理し続けなければならない期間はどれだけか」の質問に,資源エネ庁は正直に10万年と答えました.さすがに,レジュメ68ページ(右の写真)にあった8千年や300年という架空の数字は言えなかったようです(レジュメ全体はこちら).しかし,その費用が2兆円(たしか)3兆円と答えたのには驚きました.また,介護の現場の人からの,要援護者などの避難が無理であるとの追及には説得力がありました.避難問題担当の内閣府は,そのような人には「屋内退避してもらう」という答弁.つまり,そのままじっとしていなさい,少々の外部被ばく,内部被ばくは我慢しなさいということです.

他にもたくさんの気持ちのこもった,あるいは鋭い質問や意見が出されました.ビデオが公開されるとのことなので,是非ご覧下さい.応援のクリック歓迎  1401577.gif全会場の録画が公開されました.

sigen-enecho-p55.jpg終わりの方で私も質問できました.資源エネ庁のレジュメ55ページ(左の写真.消しゴムあとは元々白地)を指して,内閣の決定に,「世界で最も厳しい水準の規制基準に適合すると認められた原発は稼働」とある.ということは,もしも基準が「世界で最も厳しい水準」にないとしたら稼働しないと理解していいか.また,規制基準は「世界で最も厳しい水準」であると本当に考えているか,その根拠は何か,と質問しました.資源エネ庁の答えは,「だいたい」世界で最も厳しい水準だ,というもの.つまり,「世界でだいたい最も厳しい水準の規制基準に適合する原発は稼働」と言うことのようです.
1401577.gif公開された録画の3時間03分から05分までをご覧下さい.

予定を1時間もオーバーしましたが,それでも一度も発言できなかった人も多かったようです.女性の司会者はさぞ大変だったと思います.終わったとき彼女に拍手を送りました.

他にも質問したいことはたくさんありましたが,何しろ1人1回しかできません.今日(28日)の伊万里,3日の鳥栖の説明会に参加される方の参考になればと,その中のいくつかを下に書きます.

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