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退職金裁判判決 [仕事とその周辺]

本日3月24日,佐賀地裁にて退職金減額問題の裁判の判決がありました.結果は原告敗訴.しかし内容は他の例に比べてもひどいもので,上級審ではむしろ闘いやすいのではないかと思われます.
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数日内に批判をしますが,とりあえず判決文のさわりの部分を紹介します.プライバシーに関わり公開に適さない部分などは黒塗りしています.

(この部分の文章構成.クリックで該当部分へ)スタイルが不統一!
2 争点①(本件退職手当規程の改正が,就業規則の不利益変更としての合理性を有するか)についての判断
 (1)本件退職手当規程の改正の必要性
 (2)本件退職手当規程の改正による不利益の程度
 (3)改正後退職手当規程の内容の相当性
 (4)労働組合との交渉状況
 (5)小括
3 争点②(就業規則の不利益変更の際,個別労働者への周知義務を履行したか)についての判断
 (1)前記認定事実等・・・
 (2) これに対し・・・
第4 結論

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軍事研究問題での学術会議の報告案 [仕事とその周辺]

1401577.gif3/10追記:“Science and the Military”からの引用英文の和訳を掲載(末尾).
1401577.gif3/19追記:今度の日曜,軍学共同問題で大分で話をする機会をいただきました.大分ホルトホール15時から.
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軍事研究問題での学術会議の報告案が公表され,7の新聞紙面で報道されました(毎日しんぶん赤旗).
原文は学術会議のサイトにあります.
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/anzenhosyo/pdf23/anzenhosyo-siryo11-1.pdf
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/anzenhosyo/pdf23/anzenhosyo-siryo11-2.pdf
(これらがリンクされている「安全保障と学術に関する検討委員会」ページ)
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/anzenhosyo/anzenhosyo.html

内容ですが,「今度の総会で解禁だろう」という見方もあっただけに,ぎりぎり踏みとどまったという感じです.多くの方々の努力のおかげだと思います.ただ,問題点もいくつか感じます.応援のクリック歓迎

まず表題の「軍事的安全保障研究」という言葉が問題です.ここでなぜ新語を作る必要があったのでしょうか?英語には何と訳すのでしょうか,

「軍事研究」が包括的な意味を持つのに対して,「軍事的安全保障研究」では対象となる範囲が非常に(むしろ主観的にと言うべきでしょうか)限定されます.例えば,軍事研究の最右翼である兵器研究や軍事技術研究は,商品としての武器の生産,そして公式,非公式ルートでの流通へとつながります.これは国家の(つまり自国の?)(軍事的)「安全保障研究」の視野の外になります.

つまりこの新語は,「軍事研究」が「安全保障研究」の一部であるという思い込みを醸成し,前者への心理的抵抗を弱める作用があります.「デュアル・ユース」というカタカナ英語と同じ役割です.

また,この文書は「軍事的安全保障研究」を明確に否定していません.これは九条の暗黙の「解釈改憲」と言えるでしょう.

またこの報告案は,軍事研究にコミットしない,ないし慎重であるべき,という,言わば消極的否定論にとどまっていることも問題です.まさに5のマル3で述べているように,「科学者の研究成果は、時に科学者の意図を離れて軍事目的に転用され、場合によっては 攻撃的な目的のためにも使用されうる」のです.いや,「されうる」どころか,現に使用されているのです.これに対して,ただ「自分たちはそれにコミットしない」というだけで,つまり「いま使用されていることについては知りません」ということで倫理的,道徳的に十分な態度と言えるでしょうか.もちろんそんなはずはありません.これに対して,これをやめさせる「行動」を取ることも含まれるべきだと思います(追記参照).

ぎりぎり踏みとどまったのだから,せいぜいこれより後退しないようにすることが精々で,それ以上は無理だろう,などと「忖度」することこそが,むしろ後退を許してしまうことにつながるでしょう.また科学技術の軍事利用が大手を振ってまかり通る現状に見合う,九条原理主義からの(左翼にも見られる解釈改憲論からではなく),50年声明,67年声明の発展,強化の方向を主張すべきだと思います.

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玄海原発再稼働についての意見を佐賀県に提出 [仕事とその周辺]

cover.jpg「脱原発佐賀ネットワーク」で昨年11月9日に佐賀県に玄海原発の再稼働を認めないよう申し入れした際,県が設置を予定していた「第三者委員会専門部会」への推薦者リストを提出していました.
http://byenukes-saga.blog.so-net.ne.jp/2016-11-09
その中に私の名前もあったので,県は私にも意見の提出を求めて来ました.そこでその様式にしたがって3日にメールで提出しました.その内容を公表します.いずれ県のホームページにも掲載されるとのことです.1401577.gif掲載されています.
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「簡潔に」との要求なので,出来るだけ短くしたつもりですが,なにぶん複雑な問題なので,2,3ページというわけには行きません.大きく4つの項目で論じていますが,3と4はこれまであまり言われていないことかと思います.
【意見のポイント】と【理由】の大きな項目建ては県の書式によるものです.
 pdfファイルはこちら. 項目番号クリックで「理由」の該当箇所に飛びます.
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【意見のポイント】
1.原子力発電は,次のような様々なデメリットを考えれば,他に電力生産の方法が多くあることからも,そのメリットは全く取るに足りないものである.
(1) 過酷事故による人的・社会的被害,影響の巨大さ
(2) 10万年後の子孫の世代にまで負の遺産を残すという極端な世代間の非倫理性
(3) 仮に過酷事故がないとしても,ウラン採掘から原発の定期検査時に至る作業者の被ばく,放射能の環境への不可避的な放出による住民の被ばくなど,その全プロセスで人々に健康被害を及ぼすこと.

2.規制委員会による審査は,「世界で最も厳しい水準」であるどころか,水蒸気爆発の可能性の無視や,住民避難の問題を含まないなど,世界の常識からも外れており,「安全・安心」から程遠いものであること.

3.ウラン資源の埋蔵量は,そのエネルギー発生量で比較して天然ガスの半分以下しかないことから,持続性の点でも他のエネルギー源に劣り,CO2削減にも大きな効果は期待できない.

4.原発に関しては,その影響が現れるまでに非常に長い時間を要することがらが多いため,権限を持ち何らかの決定に関与した個人がその責任を問われることがないか,稀である.このため,組織における現在の時点での個人の責任,良心の問題に焦点を当てることが特に重要である.

【理由】

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新規制基準は世界で「だいたい」最も厳しい水準,とのこと [仕事とその周辺]

「県民説明会」佐賀会場の様子を簡単にお知らせします.(武雄での説明会はフェイスブック記事,または1401577.gifこの記事の末尾を).2月28日追記:他に質問したかったことを下に書きました.1401577.gif3/9追記:全会場の録画が公開されました(文中からリンク).

sigen-enecho-p68.jpg今日(日付では昨日)の説明会も質問・意見続出でした.すべて再稼働に批判的・反対のものでした.「高レベル廃棄物を管理し続けなければならない期間はどれだけか」の質問に,資源エネ庁は正直に10万年と答えました.さすがに,レジュメ68ページ(右の写真)にあった8千年や300年という架空の数字は言えなかったようです(レジュメ全体はこちら).しかし,その費用が2兆円(たしか)3兆円と答えたのには驚きました.また,介護の現場の人からの,要援護者などの避難が無理であるとの追及には説得力がありました.避難問題担当の内閣府は,そのような人には「屋内退避してもらう」という答弁.つまり,そのままじっとしていなさい,少々の外部被ばく,内部被ばくは我慢しなさいということです.

他にもたくさんの気持ちのこもった,あるいは鋭い質問や意見が出されました.ビデオが公開されるとのことなので,是非ご覧下さい.応援のクリック歓迎  1401577.gif全会場の録画が公開されました.

sigen-enecho-p55.jpg終わりの方で私も質問できました.資源エネ庁のレジュメ55ページ(左の写真.消しゴムあとは元々白地)を指して,内閣の決定に,「世界で最も厳しい水準の規制基準に適合すると認められた原発は稼働」とある.ということは,もしも基準が「世界で最も厳しい水準」にないとしたら稼働しないと理解していいか.また,規制基準は「世界で最も厳しい水準」であると本当に考えているか,その根拠は何か,と質問しました.資源エネ庁の答えは,「だいたい」世界で最も厳しい水準だ,というもの.つまり,「世界でだいたい最も厳しい水準の規制基準に適合する原発は稼働」と言うことのようです.
1401577.gif公開された録画の3時間03分から05分までをご覧下さい.

予定を1時間もオーバーしましたが,それでも一度も発言できなかった人も多かったようです.女性の司会者はさぞ大変だったと思います.終わったとき彼女に拍手を送りました.

他にも質問したいことはたくさんありましたが,何しろ1人1回しかできません.今日(28日)の伊万里,3日の鳥栖の説明会に参加される方の参考になればと,その中のいくつかを下に書きます.

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軍事研究問題の重要ポイントは「人間関係資本」 [仕事とその周辺]

mainichi170210editorial.gif学術会議の大西会長みずからが,同会議のこれまでの軍事研究全面否定の姿勢を変え,「防衛目的」ならOKという方向に変質させようとしている.内部で抵抗もあるが,予断を許さない危険な状況にあるのは間違いない.わざわざ「デュアル・ユース」というカタカナ英語を使うのは,軍事研究と基礎研究/民生向け研究との区別をあいまいにしようという意図が明白だ.

反対派の論拠として,軍関係機関から資金を得ると研究成果の公開性が制限される恐れがある,基礎研究であっても軍事に応用される恐れがある,ということなどが挙げられる.これらはもっともな懸念だが,最も根本的な問題は,研究者が軍の「人間関係資本」に組み込まれるということだろう.まさにこのことを問題にしたのが2月10日の毎日の社説だ.
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"The Cold War and American Science"の第3章 [仕事とその周辺]

cwas.jpgアメリカのトップ大学での軍事研究の歴史の記事で,"The Cold War and American Science"のイントロ全訳を紹介しましたが,第3章の全訳(仮訳)を掲載します.
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MITが慣性誘導などミサイル技術開発に深くコミットしていく様子が活写されています.「デュアルユース」などとカタカナを使うことで軍事研究への敷居を取り払えば,いずれ日本も米国の大学の轍を踏むことになるでしょう.

小見出し
産業界への視線
戦争
ガスタービン研究所
海軍超音速研究所
空力弾性・構造研究所
機器研究所
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3.軍事目的の誘導・制御技術
1958年秋,MITの航空工学主任チャールズ・スターク・ドレーパーは,彼の部局の名前として宇宙時代の到来に先駆けるような新しいものが必要だと考えた.人文社会学部の学部長は,若く優秀な古典学者をその支援に充てた.彼はとても独創的な6つの案を持って来たが,その中にはEuthyphoric(真道飛行科学)工学部やPhoromorphics(無機飛行体構造姿体研究)学部があった.学部長はArchophorology(飛行開始制御科学)学部をドレーパーに推薦したが,「これは君がやろうとしているアイデアに沿うと言うより,ただ,とりあえず面白く思っていることを伝え,またわれわれ人文学の人間は常に工学部のことは中心的な関心事であることを示そうとしたのです」と言い添えた.

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毎日の8000ベクレル拡散問題追及は続く [仕事とその周辺]

mainichi170109tn.jpg3回連続で新聞引用の記事になるが,毎日の8000ベクレル拡散問題追及は本気のようだ.今日も1面トップ,こんどは,環境庁は審議会に諮問することを認めなかったことが暴露された.→ネット上の記事
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当ブログの8000ベクレル拡散問題関連記事(時間順)
2016/4/29 本格化する放射能拡散政策
2016/5/1 放射能拡散,赤旗も極小報道
2016/6/27 毎日が1面トップで8000ベクレル拡散問題を取り上げる
2017/1/6 毎日が1面トップで8000ベクレル拡散問題を再度追及

玄海原発審査書案へのパブリックコメント [仕事とその周辺]

土壇場になって3本出しました.多分24時まで受け付けられると思います.17時を過ぎてもOKでした.
提出順とは異なりますが,以下に転載します.
必要なリンクなどは「さよなら原発・佐賀連絡所」をご覧下さい.
また,「福岡核問題研」メンバーによる提出意見はこちらをごらん下さい.(私はこれらと相補的な問題に絞りました.)応援のクリック歓迎
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受付番号 201612090000384057
提出日時 2016年12月09日15時59分
提出意見
原発事故時の住民避難等について.
(審査書案で見逃されていることを述べる.したがって該当ページはない.)

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軍学共同問題についてのスピーチ [仕事とその周辺]

nhkfukuoka-t.jpg1401577.gifNHK福岡放送局がローカルニュースで流してくれました.
“軍事研究”に反対する集会,10月08日 12時36分
http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20161008/3238381.html



img600st.jpg1401577.gif10/16追記:長周新聞10月10日付けが詳細に取り上げてくれました.


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昨日(10/7)軍学共同の問題で九大文系キャンパスで話をしましたが,そのレジュメとスライド,それに「自録り」した音声ファイルをこちらに置きました.
レジュメ(2ページ)
http://ad9.org/blog/mytalks/kyudaihakozaki.pdf
入り口テーブルに置いたプリント(侵略と被侵略,カントの常備軍廃止論)
スライド
http://ad9.org/blog/mytalks/Kyudai161007.pdf
録音(拡張子 mov がついていますが音声のみです)
http://ad9.org/blog/mytalks/801_0406.mov
司会の小早川さんの導入スピーチ
http://ad9.org/blog/mytalks/801_0405.mov
レジュメの5節のところで上映したビデオクリップ(NHKラストメッセージ,湯川秀樹 から約3分)
http://ad9.org/blog/mytalks/yukawa-video-sawada.mp4

録音は約1時間と長いので,興味のある部分だけ聞いて頂けるよう秒単位のインデックスを作りました.下をご覧下さい.(または書式を整えたインデックスを.)
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言い忘れた部分などを後ほど付け加えます.1401577.gif末尾に補足 しました.

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宣伝:軍学共同問題で九大・箱崎キャンパスで話をします [仕事とその周辺]

kyotsukogitou.jpg軍学共同の問題で九大文系キャンパスで話をします.どなたも出席いただければありがたく存じます.
10月7日(金) 午後6時〜8時
   (ディスカッション含む)
場所:九州大学 箱崎文系キャンパス
  104講義室(文系講義棟1F)
   (右画像クリックでマップへ)
講演:科学の軍事利用と科学者の抵抗
主催:日本科学者会議福岡支部
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 →主催者による告知
主な内容です.
軍事研究に組み込まれたアメリカのトップ2大学/アイゼンハワーの2つの警告/戦後の日本の学界の姿勢/ゴジラ第一作に見られる科学者倫理/科学者,科学界による核兵器への抗議/科学者,専門家による新しい抵抗の形態/「基礎研究」なら,「防衛目的」ならいいのか?/
10resol3atsukai.jpg 17students.jpg
20presmizuno.jpg 31nonparticipation.jpg
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