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法政大学文学部教授会が学生3人を退学処分に [社会]

恐るべきニュースが入ってきました.「有朋寮ニュース」vol.121によると,3月14日の法政大学での学生大量逮捕事件に関連して,昨日(17日),同大文学部教授会が学生3人の「退学処分」を決めたと言うのです.警察は逮捕したものの,全員不起訴釈放になっていたものですが,教授会はそれに退学,つまり「学生」という地位・身分に対する「死刑」判決を下したわけです.一体どういう理由によるものでしょうか.

この件については,3月21日の記事「こんどは法政大学で言論弾圧」や,22日の「法政大学事件:五十嵐氏の論調について」で取り上げました.後者の記事でも書きましたが,メジャーな左翼組織や大手の労働組合は,相変わらずこの件に知らん顔をしているようです(もちろん個人レベルでは幅広い多くの人が支援しています).それは「中核派が関係している(らしい)」というのが唯一の「根拠」のようです.

昨日,話題の映画「グッドナイト&グッドラック」を見ました.マッカーシズムの集団ヒステリーと,これに立ち向かうTVキャスターの物語です.マッカーシー上院議員は,「共産主義者だ」,「昔,共産主義者と付き合いがあった」という,ウワサだけをネタに,たくさんの人の職を奪い,生活を破壊していきます.人々は,自分が標的にされるのを恐れてこの不正に沈黙します.これと,「中核派が関係しているらしいから関わるな」という暗黙の言説に支配されている状況とは,一体どこが違うのでしょうか.

東北大学でも,有朋寮の学生に対して,「寮に住んだ」という理由だけで3年もの停学処分が続いています.有朋寮に対しては,これだけの幅広い人々が支援を表明しています.

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「有朋寮ニュース」vol.121を転載します.
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From: "uforyou2005"
Date: Wed, 17 May 2006 11:28:47 -0000
Subject: 有朋寮ニュース vol.121

■BCCにて失礼します。東北大学有朋寮委員長の古郡です。緊急です。多くの方に広めてください。
■法政大生3人への退学処分を徹底弾劾する!!
本日17日の法政大(東京)文学部教授会で、学生3人の「退学処分」が決定されました。有朋寮に支援に来てくれた学生も含まれています。有朋寮は処分を下した法大当局を絶対に許さない!

3月14日、法大キャンパスで改憲と立て看板撤去に反対していた学生29人が逮捕された事件は、警察と法大当局が一体となった前代未聞の大弾圧でした。平林学長は法大生を学内規定にもない「自宅謹慎処分」に。そして、安東学生部長先頭に、「処分」された学生(さらには彼らといっしょに行動している学生も)には学内で集会をやらせない、看板を出させないなどの弾圧を加えてきていました。学内外から処分絶対反対の声があがり、前回の教授会で処分することがでず、その時点で処分は事実上粉砕されたはずです。

彼らが一体何をしたのか? 改憲と立て看板撤去に反対していただけではないか。今回の「退学処分」はまさに小泉政権が改憲と教基法改悪でやろうとしていることです。「公の秩序に反しない」範囲でしか権利は認めない、つまり「国や大学当局の『決定』(一方的で暴力的な!)こそが全て。逆らうものは非国民」であるとするものです。

有朋寮は処分撤回、22日法学部教授会での処分阻止を全力で闘います! 行動で勝利しよう! みなさん、法大当局に抗議の電話、メールをしてください! 学生に激励メッセージを送ってください!

3・14法大弾圧を許さない法大生の会
ブログ→http://hosei29.noblog.net/blog/index.html
メール→dupdoforever.fpn@ezweb.ne.jp
抗議の声を集中してください
学生部 Tel→03-3264-9471
Fax→03-3264-9598
E-Mail→gakusei@hosei.ac.jp

■申し入れを行いました
東北大当局・吉本執行部に申入書を提出しました。東北大当局は「強制執行停止決定」について未だに沈黙しています。判決については判決翌日に文書を出したのに! 学生の前に出てきて何か一言でも意見してみろ!
仙台高裁ですら「強制執行停止決定」で、有朋寮生の生活権・教育を受ける権利を一方的な「廃寮決定」で否定できないということを認めました。「廃寮決定」はもちろん、それをテコにした話し合い拒否や「無期停学」処分も根本的に間違っている! 吉本執行部は廃寮問題に責任を取りきり、任期中に「廃寮決定」および「無期停学」処分を撤回せよ! それができないならば今すぐ辞任しろ!
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東北大学有朋寮
仙台市太白区鹿野2-19-5
Tel 022-247-4669 Fax 022-795-7823
E-mail ufo_ryouアットマークhotmail.com
HP http://uforyou.exblog.jp


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コメント 8

yamamoto

この決定に責任がある文学部教授会のメンバーは次のページで分かります.
http://bun.i.hosei.ac.jp/html/sitemap.html
by yamamoto (2006-05-18 14:02) 

日本国憲法擁護連合

法大の一見には公安警察が主導していると推察されます。マッカーシズム同様のことが行われていますが、日本の場合、赤狩りは公安警察がフル展開しているようです。公安警察は、党派をやめた人間でも、ゲシュタポのように追いかけまわし嫌がらせをしているとききます。多分、公安警察はソ連崩壊で縮小されかねなかったためでしょうか、暴走がやたらと目立つ昨今です。
私は公安警察と公安調査庁の廃止をよびかけたいと思います。税金の無駄は、郵便局員や旧国鉄職員や地方公務員にあらず、公安警察にあるのです。ちなみに、警察ぐるみの資金がくしや、カラ出張が警察官から暴露され始めていますが、某九州のとある県警では公安警察が中心に闇資金を蓄えていたと最近暴露されています。ジャーナリストの寺澤さんなんかがこうした警察の不正資金支出などの問題を徹底的に調査追及されてきたためか、寺澤さんは公安警察に取材を妨害されまくるという体験も積んでおられるようです。公務員の無駄は公安警察がダントツではないでしょうか?
by 日本国憲法擁護連合 (2006-05-18 18:27) 

yamamoto

「低気温のエクスタシー」で知った東京新聞の記事です.
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20060518/mng_____tokuho__000.shtml
共謀罪法案は公安警察のための失対事業のようです.
by yamamoto (2006-05-18 21:18) 

おっは~

共謀罪は公安の失対・・・
衝撃の記事でした。
公務員バッシングはあっても、警察のこういう体質って、まだまだ認識されてないですね。こんな警察にフリーハンドの力を与えるなんて馬鹿げてます。
法大も一連の流れなんでしょうね。
by おっは~ (2006-05-19 00:07) 

華氏451度

私は昨日、共謀罪反対集会に出た時に知りました(会場の入り口で学生達が署名を求めていたので話を聞いたのです)。こんな横暴な処分はないと怒り心頭に達しています。法政大学は自らの手で「表現の自由」を放擲したとしか言えず、そのような大学に学生を教育する資格はない。
by 華氏451度 (2006-05-19 00:45) 

日本国憲法擁護連合

おっは~さんは、京都の日本共産党の議員さんですよね。
どうもです。おっは~さんのブログは、カッシーニさんのブログつながりで拝見したことがございます。警戒されるでしょうが、ちと自己紹介をかねて・・。

私は昔民青(高校時代、某民青県委員会大会や民青の平和友好祭にも参加したことがあります。)から中核派(実は私、有事法制阻止のころ、法政大学法学部自治会の旗をふったことがありますし、九州大学自治会の旗を振ったこともあります。)にいって流れ流れて、今は社民党シンパですが、通常、共産党の議員さんならば、トロツキスト学生だからざまあみろというような姿勢だと思ってましたが、ペガサス・ブログ版の書き込みを拝見してそんな方ばっかりではないと感心しているのです。おっは~さんは、学生運動の弾圧として批判されているから共感しているのです。それは、ペガサスさんもそうです。

近年、共謀罪が突き出されてきて、すべての左翼党派が狙われたと思います。社民党(辻元さん、保坂さんの選挙スタッフ)から共産党(ビラ配布や公務員への弾圧)から新左翼(法政大学自治会弾圧)や労働組合(関生)・市民団体(立川テント村)・メーデー(自由と生存のメーデー)・党派を離脱しているはずの元三里塚闘争の元被告たちまで含めてすべて狙われました。実は私も公安にやられています。また教員に対する日の丸・君が代処分も半端ではないといわれています。

私は、権力が本気で左翼つぶしにきているのだと思っており、党派も何もなく一致して反撃にでるべきだと考えています。もちろん、国民運動として改憲反対・教育基本法改悪反対、そして共謀罪反対の世論をつくることで巻き返していくべきだということです。「敵」は、戦後民主主義の解体にきているのですから、私たちは連帯してこれに踏ん張り続けていくことが重要だと思います。

警察に対するバッシングがないのはマスコミが抑えられているからだと思います。たとえばサンプロが公安特集をやった次の日朝日新聞の社長の息子が大麻疑惑で逮捕されキャンペーンされましたので、マスコミに対する圧力や監視があるのだろうと推察されます。今でさえこうですから、共謀罪なんかが成立した日には、特高以上の力をもって襲い掛かってくるだろうと思います。これはネガティブな発想ではなくて、アメリカやイギリスの治安維持法によってイラク戦争が遂行されていると聞きますので、日本もその気できているのだと私は認識しているのです。だから、法政大学の合法的・平和的な運動も認めないということだったのでしょう。重要なのは、華氏451度さんが指摘されているように、法政大学は自らの手で「表現の自由」を放擲したということなのです。つまり共謀罪や改憲情勢に屈服したということです。私が法大生だった近年でさえこんなことは考えられませんでした。それこそ、馬鹿げたアメリカナイズの新自由主義者の学者はいるにはいましたが、ほとんど、ペガサスさんのような良心的な先生も多かったのですが、学館がなくなってから二年でここまできてしまっているのです。自由と進歩を学風とした法政はもはや過去のものになったといわざるをえず、私はそんな学風を慕って入学したものの、実態はこうだったということなのです。今、一番重要な時期に法大当局・平林総長(この方もともとマル経・宇野経なんです!)おれてしまっていることに強い憤りを感じてなりません。

おっは~さんやも華氏451度さんや、ペガサスさん、そして私らがブログで
いつまで自由にものが書けるのか心配なご時勢になってきましたが、
フランスの学生や韓国の民主労総(韓国はとてつもない反共国家)やアメリカの反戦運動を私らも見習って、表現の自由を守るため(自民党の連中のいう似非自由ではなく)ブローガー同士がんばりましょう。

ペガサスさんいつも長文で失礼しました。
by 日本国憲法擁護連合 (2006-05-19 03:15) 

KUMA0504

日本国憲法擁護連合さん興味深いコメントでした。
すみません、ちょっと横からコメントさせてください。
今回の共謀罪に関する朝日新聞の無視ぶりは「異常」だとずっと思っていましたが、

>警察に対するバッシングがないのはマスコミが抑えられているからだと思います。たとえばサンプロが公安特集をやった次の日朝日新聞の社長の息子が大麻疑惑で逮捕されキャンペーンされましたので、マスコミに対する圧力や監視があるのだろうと推察されます。

これを読んで少しうなずけるところがありました。国民投票法、教育基本法は日常的に取り上げているのに、共謀罪は取り上げなかったのは、公安・警察に対する「遠慮」だったのかもしれません。もしそうだとすると、そんな企業はもうジャーナリズムじゃありません。

>おっは~さんやも華氏451度さんや、ペガサスさん、そして私らがブログで
いつまで自由にものが書けるのか心配なご時勢になってきましたが、

たぶん私のブログも公安は見張っていると思いますが、「まだ」数年は大丈夫だとふんでいます。もし修正共謀罪が通ったら、猛威を振るうまでの時間です。……というようなコメントを五年前は書くとは到底予想していなかったので、あと3~4年が限度かな。
by KUMA0504 (2006-05-19 07:37) 

とむ丸

そんなことがあったとは、ショックです。
昔から、そして今も私はノンポリです。が、一人ひとりの人間の尊厳を支える自由権を大切に思っていますから、その自由権が侵されるのは、人が人として生きていくのを否定されることに繋がると思います。なんともやりきれない事件です。
by とむ丸 (2006-05-21 08:31) 

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