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議員定数削減論の二重のおかしさ [社会]

自民党や公明党の議員などが「身を削る」などという言葉を使って,国会議員の定数削減を言い始めている.自民党の古賀誠選対委員長の「衆院も参院も多過ぎる」という言葉も報道されている.

しかしこれは二重におかしな話だ.議員定数のことで議員自身が「身を削る」などと言うのは,まるで国会が自分の「身」体であるかのようだ.まるで自分の持ち物を差し出すかのような言い方.国会議員の地位というものは国民から負託されているに過ぎず,その数が多いとか少ないとか,負託された人たちの口から出てくるべき言葉ではない.分際をわきまえないとはこのことだろう.

また,もし本当に「数が多すぎる」と思っているのなら,それは自分が無能であるか,暇過ぎるか,あるいはまともに仕事をしていないことを告白しているに過ぎない.それなら自分が辞めればいいだけの話.国会議員数が多すぎると思う政党は,自分の党の立候補者の数を制限すればいい.
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末尾に引用した時事通信の記事には「身を削る」という言葉はないが,ブログ“パタリ”が,この言葉を含む発言をいくつも引用している.
http://bsan3.iza.ne.jp/blog/entry/886638/

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議員歳費3割カットを=自民・古賀氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090124-00000072-jij-pol
1月24日15時49分配信 時事通信
 自民党の古賀誠選対委員長は24日、福岡県みやま市で講演し、麻生太郎首相が国会議員歳費(月額約130万円)の削減に言及したことに関連し、「国民の生活にしわ寄せが来ているのだから、30%くらい(の削減)は決めないと理解は得られない」と述べ、引き下げが必要だとの認識を示した。
 また、定数削減についても「衆院も参院も多過ぎる。われわれも思い切って削減しないといけない」と語った。 
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コメント 6

kaoru s

私は以前から国会議員の数は多いと思っていました。
憲法に記載されている数より多くの議員が何十年もいる状態が続いています。もう何年も前に都道府県・市町村の議員の定数は議員自らの発案で可決され実施されてきました。しかし、国会議員はその話題すらありませんでした。御身大切を最重要視する国会議員から、そんな議案が出るわけありませんよね。仕事していない議員が数を減らせばいいと言う?党の立候補者数を減らせば良い?そんな風に思っている国民がいることに私は驚きです。国会議員は、そんなにいりません!
各都道府県100万人に1人いればいいと思っています。100万人に満たない県は1人です。少数精鋭です。少しでも、国民の声に耳を傾けていないことが分かれば、次の選挙でその人は落ちるでしょう。参議院は各都道府県2人です。それで充分です。そして、議員の報酬に時間外はいりません。月額○○円の固定です。時間外が出るから、真夜中までわざわざ審議をするのです。とにかく、経費削減を早急に行なうべきです。違いますか?仕事をきちんとしていれば2世3世でもいい?誰がきちんとしていると評価するのですか?わからないじゃないですか!意味のない海外視察もやめさせましょう!いまどき観光目的・慰安目的の視察なんて村だってやっていませんよ。寄附はすべてオープン!10%の課税を全て支払います。納税しなければ脱税で査察に摘発されて、5年間の立候補禁止!私は、みんなに呼びかけたいです。どう思いますか?
by kaoru s (2009-05-14 21:07) 

yamamoto

国会議員に「時間外手当」はないようですが・・・.とりあえず.
by yamamoto (2009-05-14 21:27) 

yamamoto

国会議員の数よりむしろ即刻問題にすべきは,「政党助成金」ではないでしょうか.民主党の代表選でも,どちらかの候補がこの問題に触れたでしょうか?「無駄を削る」と言いながら,自分の懐に入る金についてはなにも言わないというのでは,説得力ありません.メディアもこの項目をほとんど問題にしません.
by yamamoto (2009-05-17 09:41) 

民主でない民主党

「身を削る」という国会議員は、自分の身は削られないと思っているのだろう。
公務員に改革を期待することはできない。国会議員にしか改革は出来ない。ある程度の議員ピラミッドすなわち議員定数が無ければ、改革心と実行力のある国会議員は発生しない。
国会議員数は公務員数に比べれば微々たるものである。
議員数を減らして節税するより、公務員数を減らして小さな政府として節税することがはるかに効果がある。
例えば、農林水産省の管轄分野のGDPは2%しかない。しかし、農水省の役人数は4万人強もいる。農水省には5千人もいれば十分である。



by 民主でない民主党 (2009-06-04 19:26) 

逝きし世の面影

世が太平なら、慣例重視で、前例踏襲で済ますことが出来るならば、国会議員などの政治家はそもそも一人も必要ではなく、決まったことを忠実に守る事が使命の優秀な官僚組織さえあれば事足りるのです。
ところが今の日本国ですが、今までのことを繰り返していては生残れない転換点に差し掛かっていることは万人が認めている事実である。
そして日本国の進路を決めれるのは国会以外には無い。
国会議員の質が低くてしかも仕事を真面目にしていないので削減するべしとの今の日本のマスコミ論調や自民民主の発言ですが、
普通に考えれば質が低くて無能な議員が多いのであれば、『減らす』ではなく、質の低さを量でカバーする為に『大幅に増やす』のが正しい問題の解決方法ですよ。
『他国に比べれば多い』との意見は外国は米国しか無いと思っているからで、欧州基準なら何分の一の少なさなのです。
日本よりも若干国会議員数が少ない米国ですが、少ないのは軍事や外交をつかさどる連邦議会の議員数であり、普通の市民生活に関係する内政のほとんどは、強力な立法権の有る州政府が握っているし州政府には其々独自の上下両院の州議会の設置しているのですし、
そもそも地方自治が徹底していて市長どころか警察の署長や裁判官検事から検死官果ては野犬の捕獲員までの公権力を行使する立場の役職は45万人も選挙で選んでいる。日本のように公安委員や教育委員のように本来公選制のものまでが任命制の国とは根本的に違っている。

共産党社民党ですが、比例議員削減に反対しているだけでは芸が無さすぎる。マスコミは全て削減に賛成しているのですよ。これでは多勢に無勢で勝てないことに早く気が付くべきでしょう。
今の選挙制度では決定的に少数党が不利で、第一党が得するように出来ているのですが、80議席削減にとりあえず賛成して、その代わりに今の小選挙区並立制ではなくドイツの採用している併用性にするべきですね。
これなら比例定数100議席で全国会議席400議席で、例えば共産党の得票が7%なら議席は28議席、社民党が4%の得票なら16議席が比例区から与えられる死票が全く生まれない民主的な選挙制度です。


by 逝きし世の面影 (2010-08-09 14:23) 

しろー

「身を削るなら政党助成金の廃止」は、まったくそのとおりですが、共産党以外の政党から賛同を得ることは出来ません。(地方新聞が、政党助成金の削減について指摘しているのは、わずかに希望が持てる??)。
現行制度の最大の欠陥である「一票の格差をなくすこと」から言えば、「逝きし世の面影」さんが提案しておられる「ドイツが採用している併用性」を、民主自民以外の党に積極的に働きかけていかないといけないなぁ、と思いました。民主と自民は現行制度のおかげで多数を占めているので、賛同を得られにくいと思いますが、正面きって反対しにくい「正論」だと思いますし。
by しろー (2010-08-23 10:50) 

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