So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

大成建設九州支社への要請書 [社会]

1401577.gif関連記事:社員宛要請書
----------------------
先日,福岡市にある大成建設九州支社に要請,抗議行動をした際,提出した文書です.今回の文案作成をブロガーが担当しましたので,このブログでも公表します.特に,質問5に注目頂きたいと思います.応援のクリック歓迎
------
                 2015年4月21日
大成建設株式会社 代表取締役 村田誉之様
大成建設株式会社 九州支店支店長 相川善郎様

       Stop!沖縄新基地建設・福岡
       連絡先: 深水 登志子 (メールアドレス省略)

質 問 と要 請

 現在、沖縄県名護市にある大浦湾では、潮の流れを遮るフロートが一面に張り巡らされ、重さ10〜45tもある巨大なコンクリートブロックが、サンゴを押し潰して海底に鎮座しています。さらに防衛局の計画によると、長さ300m・幅25mもの巨大な仮設桟橋造成が着手されるそうです。しかしこれは、“仮設”とは名ばかりの実質的な海の埋め立てであり、今より尚一層、取り返しの付かないダメージを環境に与えることは、素人の私たちでさえ容易に想像できます。
 また、埋め立ての目的が巨大なアメリカの軍事基地の新設であり、沖縄県民にまた新たな基地被害をもたらす恐れがあります。なによりも、普天間基地同様、他国への出撃基地となって世界の多くの人々を苦しめることになります。
 このように、環境を破壊し、他国の人々にも被害を及ぼす恐れがあり、そして沖縄県民の民意を完全に無視した工事を請け負い、強引に進めておられる御社・大成建設の姿勢に私たちは大いに疑問を持ちます。
 そこで下記の質問と要請を致しますので、どうか真摯な対応をお願い申し上げます。


質問
1.沖縄県の翁長雄志知事は2月16日に続き、3月23日に沖縄防衛局に対して、ボーリング調査などの海上作業を3月30日までに停止するよう指示したと報道されています。この情報はこの工事の発注元など何らかのルートで御社に伝えられていますか。

2.この工事に関して,工事発注者である沖縄防衛局と取り交わした契約には、このような、自治体からの作業中止指示という事態を想定した内容がありますか。

3.御社のホームページには,「大成建設グループのCSR(企業の社会的責任)」が掲げられています[注1].それを反映した「グループ行動指針」[注2]には「法令等の遵守」の項目があり、その冒頭に「法令等(法令、条例、行政指導、慣習等の社会的ルール、およひ?会社諸規程等の社内ルールをいう。)を遵守するとともに、社会的良識をもって行動します」とあります。今回の沖縄県知事の「指示」は、この行政指導に当たるのではありませんか。

4.同指針の「地域社会とのコミュニケーション」の項目には、「地域社会との良好な関係を構築し、良き企業市民として社会との対話と協調を図るとともに、社会の発展に 貢献するよう努めます。」とあります。これに照らして、御社はこの工事に関して沖縄県とのコミュニケーションをどのように図られましたか。翁長雄志知事と対話をされましたでしょうか。また,辺野古や近隣の自治体,住民,そして建設に抗議している沖縄県民と対話の努力をされましたか。

5.同指針には「個人の基本的人権・多様性を尊重」という文言があります。他方、広く使われている技術者倫理の教科書には、「不参加による不服従」という項目があり、専門職従業員がその良心に反する業務を拒否することの正当性についての記述があります[注3].そして、そのような場合、「使用者は従業員に、仕事を失うか、さもなければ良心に反するかの二者択一を迫るべきではない」と書かれています。もし今回の工事に関して、御社の従業員が良心に基づく「不参加による不服従」の行動を取った場合、技術者倫理についての考え方を含む個人の基本的人権の尊重という観点からも、その是非について検討されますか。それとも単純に命令違反ということで対処されますか。

要請
1.コンクリートブロックを海に沈め、大浦湾の生態系を破壊することを即刻やめて下さい。サンゴ礁が潰され、ジュゴンの餌場が失われており、明らかな環境破壊行為です。

2.沖縄県民の民意で選ばれた翁長県知事の「作業の停止命令」(2月16日発令)に従い、埋め立て工事を直ちに停止してください。

3.今後着工予定の仮設桟橋の工事の請け負いを、辞退してください。自然は一度壊されてしまうと、同じものは二度と取り戻せません。
 御社の行動指針には、「広く社会とコミュニケーションを行」う、とも書かれています。しかし御社は、私たちのこれまでの再三の訪問と要請に対し、入館者の人数をわずか2人に制限されたり、ロビーでのわずか10分の立ち話で終わらせるなど、とてもこの指針にふさわしい対応とは思えません。会議室を用意して頂き、また入館者も常識的な人数以下に制限されないようお願いします。
 
 これまでの私たちの要請に対して「回答する立場にない」という言葉を繰り返されています。しかし今回の質問に含まれる御社の行動指針に関連することに対し、御社が回答される「立場」にあることは明白と思いますので、ご回答のほどどうかよろしくお願いします。

[注1] 大成建設グループのCSR  http://www.taisei.co.jp/about_us/csr/group/index.html
[注2] グループ行動指針 http://www.taisei.co.jp/about_us/corp/rinen/1275867859690.html
[注3] C.E. Harris, Jr.ほか,「科学技術者の倫理」(丸善, 2008年)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

トラックバック 0