So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

サーロー・節子さんのスピーチから [反核・平和]

ノーベル平和賞授賞式でのサーロー・節子さんのスピーチは歴史に残るものになるでしょう.是非とも多くの人にこのスピーチを読んでいただきたいと思い,そのきっかけになるように,その抜粋を転載します.また,テキストだけでなくノーベル賞サイトのYouTube動画で,聴衆の反応からも彼女の言葉の意味を感じ取ってもらいたいと思います.
応援のクリック歓迎
原文(英語,前半はベアトリス・フィンICAN事務局長
日本語訳(朝日新聞)
ノーベル賞サイトの動画(節子さんのスピーチ部分にリンク
・・・それにもかかわらず、広島と長崎の残虐行為を戦争犯罪と認めない人たちがいます。彼らは、これは「正義の戦争」を終わらせた「よい爆弾」だったというプロパガンダを受け入れています。この神話こそが、今日まで続く悲惨な核軍備競争を導いているのです。

・・・But still some refused to see Hiroshima and Nagasaki as atrocities - as war crimes. They accepted the propaganda that these were "good bombs" that had ended a "just war". It was this myth that led to the disastrous nuclear arms race - a race that continues to this day.
責任ある指導者であるなら、必ずや、この条約に署名するでしょう。そして歴史は、これを拒む者たちを厳しく裁くでしょう。彼らの抽象的な理論は、それが実は大量虐殺に他ならないという現実をもはや隠し通すことができません。「核抑止」なるものは、軍縮を抑止するものでしかないことはもはや明らかです。私たちはもはや、恐怖のキノコ雲の下で生きることはしないのです。
核武装国の政府の皆さんに、そして、「核の傘」なるものの下で共犯者となっている国々の政府の皆さんに申し上げたい。私たちの証言を聞き、私たちの警告を心に留めなさい。そして、あなたたちの行動こそ重要であることを知りなさい。あなたたちは皆、人類を危機にさらしている暴力システムに欠かせない一部分なのです。私たちは皆、悪の凡庸さに気づかなければなりません。

All responsible leaders will sign this treaty. And history will judge harshly those who reject it. No longer shall their abstract theories mask the genocidal reality of their practices. No longer shall "deterrence" be viewed as anything but a deterrent to disarmament. No longer shall we live under a mushroom cloud of fear.
To the officials of nuclear-armed nations - and to their accomplices under the so-called "nuclear umbrella" - I say this: Listen to our testimony. Heed our warning. And know that your actions are consequential. You are each an integral part of a system of violence that is endangering humankind. Let us all be alert to the banality of evil.
この会場にいるすべての皆さんと、これを聞いている世界中のすべての皆さんに対して、広島の廃虚の中で私が聞いた言葉をくり返したいと思います。「あきらめるな!(がれきを)押し続けろ!動き続けろ!光が見えるだろう?そこに向かってはって行け」

To all in this hall and all listening around the world, I repeat those words that I heard called to me in the ruins of Hiroshima: "Don't give up! Keep pushing! See the light? Crawl towards it."
以下,蛇足ながら引用者コメント:

NHKニュースウオッチ9の不自然な変化の理由ですが,彼女のスピーチにある「『核の傘』なるものの下で共犯者となっている国々の政府」というくだりが,おそらく安倍政権筋の気に入らず,NHKに圧力をかけたのかも知れません.
「悪の凡庸さ」はハンナ・アーレントの言葉ですね.(→関連記事)
"Let us ensure that their deaths were not in vain"の部分,毎日新聞訳では「死が無駄ではなかった」となっていましたが,これは誤訳です.「無駄にしてはならない」が正しい.
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント