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自国の戦争犯罪を記憶する施設に多数の来場者 [社会]

horijun.jpg(1/7末尾に追記 あり)右の堀潤さんのツイートで知って,今回のベルリン来訪の際にこの「テロのトポグラフィー」というドキュメントセンターに行ってみました(こちらに施設の詳しい説明).まだ展示の3分の1ほどしか見ていませんが,驚いたのは来訪者の多さです.”こんな“施設に来るのはよほど危篤な人だろうと思ったら,若い人も多く,パネルの前では混み合うほど.

翻って,日本自身の戦争犯罪を記憶する施設があるか考えて見ると,長崎の岡まさはる記念長崎平和資料館しか思い浮かびません.国立はもとより,自治体など公共の施設としてそのようなものがあるのでしょうか?おそらくないと思います.もし建設しようとすると,極右の圧力にさらされることになるでしょう.しかしなんとかして作ることは重要な課題だと思います.
首相が歴史改竄本を推奨するような状況ですから,日本は本当に大変な事態です.過去に学ぶことが出来ない国は,また過ちを繰り返すでしょう.

自国の戦争犯罪を記憶する施設を持たないという点では,第二次大戦の戦勝国も同様でしょう.アメリカに,日本への原爆投下を「犯罪」として記録・記憶する公的な施設があるとは聞いたことがありません.これは気の遠くなるような課題ですが,いつかは実現されなければなりません.

館内の様子,展示のいくつかを紹介します.
IMG_0730.jpg堀さんのツイートにもあった,たった一人の抵抗者.
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ウルムのマーケット広場で公衆の面前で頭を剃られる19歳の女性と,それを嬉々として見物する市民.フランス人の戦争捕虜と関係を持ったというのがその理由.1940年8月,とあります.
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「水晶の夜」のコーナー.
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1/7追記:2日前の訪問では時間がなく半分も見れなかったので昨日再訪した.やはり多くの入場者があったが,このうちどのくらいの割合がドイツ人なのか気になった.そこで受付の人に尋ねてみた.そのような調査はしてはいない,というので,感触は?と尋ねると,外国人が多いとのことだった(スペインやロシアの国名を例示).さらに「ドイツ人は5割以下か?」と聞くと,スタッフのうちの年長の女性が少し顔を曇らせながら「もっと少ない.30〜40パーセントぐらい」と答えてくれた.
おそらく,ドイツではここに展示されているような事実は学校教育で相当詳しく教えられているので,あえて,ということなのだろうと思う.応対したスタッフも多分そのようなことを言っていたようだ.
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