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佐賀空港の自衛隊共用否定の原点は軍事基地化否定 [反核・平和]

今日の西日本の優れた取材と記事。佐賀空港オスプレイ配備問題です。
見出し:
佐賀空港 陸自オスプレイ計画
「共用否定」協定に重み
「見直しは契約違反」 関係者


公害や安全問題だけではない、「軍事基地化否定」が原点だったのです。一部引用します。(24日追記:記事全文は末尾
協定は空港開港前の1990年、県が空港予定地周辺の 8 漁協と締結。その付属資料に「県は佐賀空港を自衛隊と共用するような考 えを持っていない」と明記された。
なぜ、この一文が盛り込まれたのか。当時の経緯を直接知る漁協関係者がほぼ他界した中、南川副漁協の青年部長だった川崎直幸さん(69)は「空港利用客が伸びると思えず、赤字状態が続けば県は国に身売りするのではないかと考えていた」と明かす。漁協幹部の多くが戦争体験者で、軍事基地化への懸念があった。
協定書に共用否定の一文はなかったが、漁業者側の強い要望で付属資制に盛り込まれた。「この一文は悲惨な戦争を経験した先人たちの遺言。その思いを裏切るわけにはいかない」
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次はこの問題に関する昨年の私のブログ記事です。
佐賀空港へのオスプレイ配備が具体的な戦争準備であることがなぜ無視されるのか − 「海のノモンハン」の準備

(記事全文)

佐賀空港 陸自オスプレイ計画
「共用否定」協定に重み

「見直しは契約違反」 関係者

陸上自衛隊オスプレイの佐賀空港配備計画を巡り、佐賀県の山口祥義知事は24日、反発の根強い県有明海漁協との協議を始める。県側は受け入れを表明しているものの、配備計画が進んでいない理由の一つに自衛隊との空港共用を否定する公害防止協定覚書付属資料の存在がある。山口知事は見直しを進めたい意向だが、29年前に協定締結に関わった県担当職員や漁協関係者は「共用否定の一文は非常に重く、見直しは簡単ではない」と指摘する。

知事、あす漁協と協議

協定は空港開港前の1990年、県が空港予定地周辺の8漁協と締結。その付属資料に「県は佐賀空港を自衛隊と共用するような考えを持っていない」と明記された。
なぜ、この一文が盛り込まれたのか。当時の経緯を直接知る漁協関係者がほぼ他界した中、南川副漁協の青年部長だった川崎直幸さん(69)は「空港利用客が伸びると思えず、赤字状態が続けば県は国に身売りするのではないかと考えていた」と明かす。漁協幹部の多くが戦争体験者で、軍事基地化への懸念があった。
協定書に共用否定の一文はなかったが、漁業者側の強い要望で付属資制に盛り込まれた。「この一文は悲惨な戦争を経験した先人たちの遺言。その思いを裏切るわけにはいかない」
川崎さんの言葉を県側の「証人」も裏付げる。県空港建設対策室に11年所属し、協定締結を担当した楢崎近さん(82)=同県唐津市=は「県は約束を破るかもしれないと漁業者側に行政不信があった」と振り返る。「軍事基地化は絶対にしない」と漁協に説明し、最終的に付属資料に一文を入れることで、3年がかりで協定締結に至ったという。
69年の建設構想から98年の開港まで30年。知事は池田直氏、香月熊雄氏、井本勇氏の3代にわたった。楢崎さんは「自衛隊の共用否定の言葉は知事が交代するごとに強くなった」という。
池田氏は「しない」。香月氏は「させない」。井本氏は「あり得ない」。
だが2014年に古川康知事が国から配備計画への協力要請を受ける。15年の知事選で初当選した山口知事は就任当初こそ配備計画を「白紙」としたが、昨年8月に受け入れを表明。「自衛隊の要請は国の根幹にかかわる国防安全保障に関することで、責任ある地方自治体として真撃に向き合う」と理解を求める。
楢崎さんは「協定はいわば契約書。見直しは契約違反になる」と指摘。川崎さんは「知事は約束を破った。漁業者たちは一体何を信じればいいのか」と話した。
(金子晋輔)

オスプレイ佐賀空港配備計画
陸上自衛隊のオスプレイ17機を佐賀空港に配備、隊員の宿舎や駐機場を含む駐屯地を空港西側の干拓地約33ヘクタールに整備する。この部分を含む周辺の土地約90ヘクタールは県有明海漁協4支所の漁業者ら約550人の所有。山口祥義知事は昨年8月、国が20年間で支払う着陸料100億円を元に有明海の漁業振興基金を創設することで国と合意し、受け入れを表明した。ただ、配備には自衛隊との空港共用を否定する公害防止協定覚書付属資料の見直しや、整備予定地と周辺の地権者の説得が必要となる。

写真キャプション
「県は佐賀空港を自衛隊と共用するような考えを持っていない」と明記した公害防止協定覚書付属資料
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20:56追記 信頼できる筋によると、この会合で漁協側が容認とはならなかっとのこと。
25日追記 佐賀市には自衛隊基地はありません.目達原駐屯地は神埼郡吉野ヶ里町です.「 #佐賀市への自衛隊配備 反対 」と言うスローガンも必要ではないでしょうか.
コメント(2) 

コメント 2

H. Satou

学生時代にファントムが突然空からご訪問にいただいて、板付基地撤去の運動が盛り上がりましたが、九大が西区に移転したので、オスプレイを福岡が引き受けたらいいんじゃないでしょうか。福岡空港の中には今でも米軍の使用スペースがあるそうですから、アメリカにとっても便利じゃないんでしょうか。
 どうせ中国と戦争になれば、オスプレイガいてもいなくても、福岡空港には中国のミサイルが飛んでくるわけですから。あちこちミサイルが来るよりも1箇所にまとめてきてもらった方がおもてなしをしやすいんじゃないでしょうか。
by H. Satou (2019-05-29 11:35) 

yamamoto

軍事基地は攻撃の標的になるわけですから,どこにも作ってはいけないし,米軍であろうと自衛隊であろうと,撤去の方向で進めなければいけません.「沖縄スパイ戦史」を見て,あらためてそう思いました.
ちなみに今週末,九大ファントム墜落51年の集会があります.
https://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2019-04-27
by yamamoto (2019-05-29 17:16) 

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